Wi-Fi 6Eの普及もまだまだと言うところだが、ASUSは既にその先を見据えており、今回新たにWi-Fi 7に対応した超高速ゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE98」を発表した。このルーターは、無線ネットワーク帯域幅で驚異の25000Mbpsを実現している。
ROG Rapture GT-BE98は、2.4GHz×1、5Ghz×2、6GHz×1の4つのワイヤレスバンドを提供する。2.4GHz帯は最大1376Mbps、2つの5GHz帯はそれぞれ最大5762Mbpsの帯域幅を提供する。最後に、6GHz帯は11,525Mbpsを実現している。ちなみに、ASUSの現行モデル「ROG Rapture GT-AXE16000」は、6GHz帯で最大4,804Mbpsである。
ROG Rapture GT-BE98 | RT-BE96U | |
---|---|---|
アンテナ数 | 8 | 8 |
対応Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7 |
無線バンド | 2.4 GHz: up to 1376 Mbps (4096 QAM) | 2.4 GHz: up to 1376 Mbps (4096 QAM) |
5 GHz: up to 5762 Mbps (4096 QAM + 160 MHz) | 5 GHz: up to 5762 Mbps (4096 QAM + 160 MHz) | |
5 GHz: up to 5762 Mbps (4096 QAM + 160 MHz) | 6 GHz: up to 11,525 Mbps (4096 QAM + 320 MHz) | |
6 GHz: up to 11,525 Mbps (4096 QAM + 320 MHz) | ||
CPU | 2.6GHz quad-core | 2.6GHz quad-core |
メモリ | ・2 GB DDR4 RAM ・256 MB Flash | ・2 GB DDR4 RAM ・256 MB Flash |
ポート | ・10 Gbps WAN/LAN x 1 ・10 Gbps LAN x 2 ・RJ45 10/100/1000 Mbps LAN x 4 ・USB 3.0ポート x 1 ・USB 2.0 x 1 | ・10 Gbps WAN/LAN x 1 ・10 Gbps LAN x 1 ・RJ45 10/100/1000 Mbps LAN x 4 ・USB 3.0ポート x 1 ・USB 2.0 x 1 |
ASUSによると、2.6GHz クアッドコア プロセッサを搭載し、2GBのRAMと256MB のフラッシュストレージを備えている。有線接続も高速で、10GbpsのLANポート3つ(うち1つはWAN用)と1Gbpsポート4つを搭載している。また、USB 2.0ポート1つとUSB 3.0ポート1つを搭載している。
デザイン面では、ROG Rapture GT-BE98は、ASUSのおなじみの逆スパイダーデザインを継承し、8本の目立つアンテナが丸見えになっている。しかし、デザイン上の工夫として、ASUSはルーターの上部ケーシングを部分的に透明にしており、内部を覗き見ることができる演出がなされている。
ROG Rapture GT-BE98は最強で最高のルーターであるが、ASUSは同時に少し性能を控えめにしたRT-BE96Uも発表した。Asus RT-BE96Uは、新しいWi-Fi 7規格をサポートし、3つのワイヤレスバンドに対応する(ROG Rapture GT-BE98が2つの5762 Mbps 5GHzバンドであるのに対し、RT-BE96Uはたった1つだ)。そのため、最大帯域幅は19,000Mbpsとなっている。
RT-BE96Uは、ROG Rapture GT-BE98と同じプロセッサ/RAM/ストレージを採用しているが、兄弟機に比べ10Gbps LANポートが1つ減少している。また、このルーターは、ブラックとグレーのステルスカラーの配色で目を引く8つのアンテナデザインを採用している。
ROG Rapture GT-BE98とRT-BE96Uのどちらについても、ASUSは価格や入手方法を発表していない。
Source
コメントを残す