アップルの複合現実ヘッドセットには「虹彩認証」が搭載され、瞳を使って支払いやサインインの管理が出来るとのうわさ

masapoco
投稿日 2022年10月15日 11:07

アップル(Apple)が2023年に発売するとうわさされているAR/VRヘッドセットに、これまでとはまた別の新しい機能が搭載されるとの新情報がもたらされた。The Informationによると、このXRヘッドセットは、サインインと支払いに虹彩認証を使用するようになるとのことだ。これにより、デバイスは、あなたの「瞳」の特徴を捉えることで、ユーザー確認を行う事が出来、アプリの購入が容易になり、マルチユーザーサポートも簡素化される可能性があるとのことだ。

これについて、アップルはコメントを控えているが、ヘッドセットに関連する動きを見てみると、2017年に視線追跡メガネの制作会社SensoMotoricsを買収したと伝えられている。また、アナリストのMing-Chi Kuo氏も2021年に、Primaxがアイトラッキングモジュールを供給し、虹彩検出をサポートすると述べていた。

このヘッドセットは、発表されたばかりのMetaのQuest Proと比べても、いくつかの優位性を持っている可能性が高い。

アップルのヘッドセットは、外側に14個のカメラを搭載し、そのうち2個は足の追跡用になると言われている。10個のカメラを持つMeta社製デバイス(足の追跡用カメラは内)に対して、全身追跡で優位に立つことができる。メタは最近、今まで足がなかった同社のアバターに足を付ける計画を発表したが、これは機械学習によるものだという。そのため、正確さの点でまだいくつか課題が残りそうだ。逆にアップルのデバイスはカメラにより、より精密な動きをスキャンし、アバターに反映し、正確な動きを再現できる可能性がある。アルミニウム、布、ガラスを組み合わせたゴーグルのようなデザインは、Quest Proよりも軽くなると言われている。

これまでの噂では、非常に高解像度のディスプレイ、詳細な顔の表情のトラッキング、さらにはカスタム処方レンズをマグネットで装着する方法など、その他のプレミアム機能も示唆されている。このヘッドセットは、最近のMacに搭載されているM2チップによって駆動される可能性が報告されている。また、バッテリー寿命を延ばすために、より自然な使用感を犠牲にして、低いディスプレイのリフレッシュレートを使用する可能性があるという。

数々のリーク情報により、ヘッドセットの発売は2023年初頭の可能性が高いようだ。ただ問題は、価格だ。複数のソースによって、3,000ドルという価格が伝えられており、先日発表された1,500ドルのQuest Proの2倍となる。Quest Proも高いと言う意見が一部では聞かれた(最も、これはプロ用デバイスなのでこの価格も妥当ではあるが)ため、この価格はMetaのハードウェア以上に最初のユーザーを開発者やプロのクリエイターに限定する可能性がありそうだ。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • roof
    次の記事

    屋上風力発電の敷居を下げ、太陽光発電との併用を掲げるAeromine社の新たな風力発電

    2022年10月15日 11:31
  • 前の記事

    「水電池」によって太陽光発電の電力を蓄える試みが進行中

    2022年10月15日 10:17

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事