Appleは、製品発表イベント「Wonderlust」において、次世代スマートウォッチであるApple Watch Series 9を正式に発表した。新バージョンのApple Watchは、デザイン面での変更はないが、より高速なプロセッサと改良されたセンサーを搭載している。
Apple Watch Series 9の新機能
2020年のSeries 6以来、Apple Watchのプロセッサは名前の変更だけで、中身の変更はなかった。だが今年、Apple Watch Series 9のSiP(システム・イン・パッケージ)である「S9」は、より高速なCPUとGPUを搭載し、久しぶりに中身が刷新された。ユーザーはアプリを開いたりシステムを再起動したりする際のローディング時間が短縮されていることに気づくだろう。
S9 SiPには、Appleの超広帯域(UWB)無線チップの新バージョンも搭載されている。U1チップと同様に、新しいチップは「空間認識」を提供し、デバイスが同じテクノロジーを搭載した近くにある他のデバイスの位置を正確に検出することを可能にする。同時発表された、iPhone 15シリーズもこの新たなUWBチップを搭載しているとのことだ。
Apple Watch Series 9には新しい健康機能は搭載されていないが、心拍センサーはより正確な計測が可能なように改良されている。また、Appleは新しいジャイロスコープを追加し、スクリーンに触れることなくApple Watchを操作するための指によるダブルタップジェスチャーを可能にした。
もうひとつの新機能は、最大2000ニットの明るさを実現するより明るいディスプレイで、明るいだけではなく、使用していないときはわずか1ニットまで照度を落とし、省電力化も図られている。
価格等
新しいApple Watch Series 9の価格は59,800円からで、41mmと45mmのバージョンがあり、アルミニウムとステンレススティールが用意されている。予約は本日より開始され、店頭での正式発売は来週9月22日(金)となる。
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