iPhone/Apple Watchの新型の発表は毎年9月頃に行われているが、その時期が近付くに連れ、これらのデバイスに関するより具体的なリークが増えてくるのが通例だ。
今回、BloombergのMark Gurman記者は、iPhone 15とApple Watch Series 9は今年「マイナー」なアップグレードにとどまるだろうと言う、以前からの主張を繰り返したが、とはいえ長らく変化のなかったApple Watchの“心臓部”に関しては、大きな変化が起こるであろうと述べている。
同氏によると、Appleの2023年のApple Watch新型には、3段階のモデルが含まれると予想されるという。これら全てに共通する特徴として、全てに新しいS9チップが搭載されることが挙げられる。最上位には、2022年に初めて発売された49mmの頑丈なUltraをベースにした第2世代のUltraモデルが登場する可能性が高いという。その下に、41mmと45mmサイズのSeries 9モデルが並ぶようだ。
新しいS9チップは、2020年に発売されたApple Watch Series 6で初めて搭載されたS6チップ以来のメジャーアップグレードとなる。これまでにも、Apple Watchの世代毎にSチップは名称を変えて搭載されてきたが、実質的な性能アップは伴っておらず、今回のS9チップで久しぶりのアップデートが図られることになる。これにより、アプリの起動が速くなり、アニメーションがより滑らかになるなど、新型Apple Watchi全般でので顕著なスピードの向上が見られると言われている。
同氏はまた、Appleが昨年登場したApple Watch Ultraの新色としてダークグレーのチタニウムカラーをテストし、2023年に販売を伸ばすために登場する可能性があると主張した。
発売時期についてGurman氏は、今年は新しいApple Watch SEは発売されず、2年サイクルになる可能性が高いと繰り返している。
iPhone15についてGurman氏は、消費者は “米国内だけでなく、国際的なラインアップ全体でマイナーな値上げ”に備えるべきだと述べた。既に以前の噂では、iPhone 15 Pro Maxが、現行のiPhone 14 Pro Maxの1099ドルから最大100ドル値上げされる可能性があると言われている。
また、iPhone 15 Pro Maxは、新しいチタン製シャーシデザインとペリスコープレンズを備えたアップグレードされたカメラシステムを搭載し、iPhone 15の下位モデルとの差別化がさらに進むと言われている。これらのプレミアム機能の製造コストの増加は、価格上昇に直結するだろう。
6.1インチのiPhone 15、6.7インチのiPhone 15 Plus、6.1インチのiPhone 15 Pro、6.7インチのiPhone 15 Pro Maxで構成されるiPhone 15のラインナップは、9月に発表されると予想されている。しかし、Proモデルは発売時に供給が制限される可能性があるとも言われている。
Appleは、価格を引き上げ、Proと非ProのiPhoneを差別化することで、販売台数が前年比横ばいでも収益を上げることを目指している。
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