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Apple Watch Ultraの次の革新的機能として期待されたMicroLEDディスプレイはまだしばらく登場しないようだ。BloombergのMark Gurman氏による最新の報道では、AppleはApple Watch用のMicroLEDディスプレイの製造計画を中止するようだ。これは、先日のApple独自開発の自動運転車の開発中止と同時期に決定した事項のようで、同社がこれまで続けてきたプロジェクトのいくつかが日の目を見ずに中止に追い込まれている事を示唆している。

Gurman氏によると、このプロジェクトの中止の結果、Appleは「数十人」の技術職を削減し、そのうちの何人かはカリフォルニアにある自社のスクリーン製造工場で働くことになったようだ。

今回のプロジェクト中止について、Gurman氏は以下のように推察している:

MicroLEDスクリーンは、その利点の割に十分な量を生産するのが難しかった。製造には最先端技術と、LEDの転写と呼ばれる複雑なプロセス(ディスプレイにピクセルを配置すること)が必要だった。AppleはMicroLEDスクリーンの設計と製造工程を所有していたものの、大量生産とLED転写のような作業を処理するために多くのパートナーを雇った。

Appleの野心的なMicroLEDディスプレイの開発計画は昨年より囁かれてきた。これはSamsungやLGのような企業へのディスプレイ依存を減らすと共に、画質の大きな向上と省電力性能の向上が見込まれると言われてきた。ただ問題は製造コストだ。現在のApple WatchのOLEDディスプレイは、1台あたり約38ドルと言われている。Appleの製造シミュレーションと歩留まりの見積もりでは、MicroLEDを搭載したApple Watch Ultra 3のディスプレイの製造コストは一説では150ドルにまでなるとも言われていた。AppleのアナリストMing-Chi Kuo氏は「製造コストが高すぎて経済的に実行可能でない」ため、自社製のMicroLEDディスプレイを中止したと、以前報告していた

しかしAppleが将来の製品のためにMicroLED技術への投資自体は継続しており、新しいサプライヤーやプロセスを見つけようとしていると、Bloombergは付け加えている。


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