今年のApple Watch Series 9は、新たなS9 SiPの搭載が大きなトピックだったが、外観の変更や新たな健康関連センサーの搭載もなく、ダブルタップという少し微妙な機能の追加程度の退屈なアップデートとなったが、2024年のApple Watch Series 10(仮称)は大きなアップデートを迎えるかも知れない。
Bloombergの新たなレポートによると、次期Apple Watchは、高血圧と睡眠時無呼吸症候群の検出という、少なくとも2つの新しい健康関連機能を導入する可能性があるそうだ。
Bloombergによると、Appleは血圧の上昇を検知する新しいタイプのセンサーに取り組んでいるという。初期モデルでは、ユーザーは正確な収縮期と拡張期の測定値を受け取ることはできないが、同社は後期モデルでそのような機能の実装に取り組んでいる。
さらに、ユーザーは、高血圧のエピソードがいつ、どのような状況で起こったかを記録する新しい血圧ジャーナルも手に入れることになる。
睡眠時無呼吸症候群を監視するために、Appleはユーザーの呼吸と睡眠パターンを追跡し、ユーザーが睡眠時無呼吸症候群に陥っているかどうかを検出するシステムを開発していると言われている。その後、アプリはユーザーに再度医師の診察を受けるよう勧める。
Apple Watchの他に、Apple AirPodsもユニークな機能を手に入れる可能性がある。Bloombergは、AirPodsが市販の補聴器になる可能性を示唆した。Appleは、ユーザーが聴力をテストできる機能も開発している。
高血圧と睡眠時無呼吸症候群とは別に、Appleは非侵襲的な血糖値モニターにまだ取り組んでいると伝えられている。しかし、この機能が2024年のApple Watchに搭載されることはないだろう。
さらにAppleは、AIとユーザーのデバイスからのデータをデジタルヘルスコーチングサービスに組み込む可能性もある。この有料サービスは、ユーザーにパーソナライズされたダイエットやワークアウトのプランを提供する。
最後に、Vision Proヘッドセットについて、Appleは抗不安機能とワークアウト機能を模索している。
Appleは健康関連の新機能に取り組んでいるようだが、最近再浮上した同社の技術をめぐる法的問題に注目することも重要だ。この訴訟は、AppleがMasimoという医療技術企業の特許権を侵害し、その特許技術をApple Watchに使用しているとして訴えているものだ。この裁判は現在審理中で、Apple Watchシリーズの特定のデバイスの輸入禁止につながる可能性がある。
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