iPhone 15で、いよいよUSB-Cに移行するAppleだが、どうやら大方の予想通り、一筋縄ではいかないようだ。同社はどうにかしてケーブルから利益をひねり出そうと知恵を絞っており、USB-CでもMade For iPhone(MFi)プログラムを取り入れ、サードパーティーから手数料を搾り取ろうとしているらしい。
AppleリーカーのShrimpApplePro氏によると、AppleはiPhone 15に接続する製品にMFi認証を義務付ける可能性があるという。同氏が得た情報では、既にFoxconnがMFi認証を受けたEarPodsやケーブルなどのアクセサリを大量生産しているとのことだ。
また、MFi認証を受けていないUSB-Cケーブルについて、AppleはiPhoneとのデータ通信速度や充電速度を制限する事を計画しているとのことだ。これについては、EUによるUSB-Cへの移行義務自体は果たしているとして、問題はないようだ。ユーザーが不便に感じる以外は。
これ自体を見ると、Appleが守銭奴にしか見えないが(実際そうかも知れないが) 、消費者としては、iPhoneとシームレスに動作することが保証されているケーブルを使えるという安心感を得られる事も利点だろう。実際、USB-Cケーブルとは言え、その性能はピンキリだ。粗悪な製品を使えば、最悪iPhoneにダメージを与えることにもなりかねない。その点、MFi認証を受けた製品は、Appleによって、iPhoneとの接続が保証された製品なので、安心して使えるというわけだ。
iPhone 15とiPhone 15 Proは、2023年9月に発売されると予想されている。全ラインナップにUSB-Cとダイナミック・アイランドが搭載される見込みだが、Proモデルの差別化がより進と言われており、一部ではチタンボディの採用の噂や、TSMCの3nmプロセスによる、新型A17プロセッサの採用が噂されている。
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