Appleは本日、2023年7月1日に終了した2023会計年度第3四半期の最新決算を明らかにした。全体の売上高は817億9700万ドルで、前年同期の829億5900万ドルからわずかに減少した。前年同期比で減収となったのはこれで3四半期連続となる。
ただし、Appleの当期純利益は198億8,100万ドルで、前年同期の194億4,200万ドルから微増している。
iPhoneの売上は396億6900万ドルで、前年同期の406億6500万ドルから減少した。Mac PCの売上は68億4,000万ドルで、前年同期の73億8,200万ドルから減少、iPadの売上は57億9,100万ドルで、前年同期の72億2,400万ドルから減少した。Appleはハードウェア製品の具体的な販売台数を公表していない。
Apple Watch事業を含むAppleのウェアラブル、ホーム、アクセサリー部門の当四半期の売上は82億8400万ドルで、前年同期の80億8400万ドルからわずかに増加した。
しかし、Appleのサービス事業(App StoreからApple Music、iCloudのようなその他のサブスクリプションサービス、AppleCare Plusまでを含む)は、この四半期において明るい話題を提供している。Tim Cook CEOはプレスリリースの中で、「6月期は10億を超える有料会員登録が牽引し、サービス部門の売上高が過去最高を記録したことをご報告できることを嬉しく思います。同社は、iPhoneの販売サイクルの遅れを補うためにサービスを強化しており、今四半期はその戦略が功を奏している証拠です」と、述べている。
Appleは秋のイベントで新しいiPhone 15とApple Watch 9を発表すると予想されており、噂ではこの発表は9月13日に行われるとされている。iPhone 15 ProとPro Maxは、新しいチタンフレームを採用し、これまでよりもベゼルが小さくなり、さらにカメラがアップグレードされると予想されている。標準モデルのiPhone 15と15 Plusにはダイナミック・アイランドと4800万画素カメラが搭載されると噂されており、全機種に標準搭載されることで、開発者たちはこのインターフェースの実験を更に加速することが出来る様になるだろう。加えて、今年のiPhoneはすべて、Apple独自のLightningコネクタからUSB-Cに変更される見込みだ。
加えて、同社の複合現実ヘッドセット「Apple Vision Pro」がいつ発売されるかということも注目を集めている。同社は6月にVision Proを正式に公開し、2024年初頭に3,499ドルから発売されるとされている。
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