Appleの製造上の最大パートナーであるFoxconnは、南インドでの製造工場設立に5億ドルを投資する計画を発表した。この動きは、成長する南アジア市場での存在感を拡大する事、そして脱中国に向けてのAppleの戦略の一環である。
そして、インド政府は現地製造業の促進に向けた取り組みを続けており、Foxconnもインド政府から提供されるインセンティブを活用するために多大な取り組みを行っている。
テランガーナ州のIT大臣K.T. Rama Rao氏はツイートを通じてFoxconnの投資のニュースを共有し、第1段階で2万5000人の直接雇用が創出されると述べている。この投資は、すでにiPhoneを製造しており、最近ではAirPodsの生産を開始したFoxconnのインドにおける存在感を強化するものだ。製造施設への投資を決定した同社の決定は、インド市場の「中級から高級品」の潜在力に対する同社の自信を示している。
人口14億人を抱える巨大市場であるインドは、ミッドエンドからハイエンドの製品セグメントをターゲットとする企業にとって、魅力的な市場である。Foxconn会長のYoung Liu氏は、顧客の焦点に応えるためにインドでの組立および部品事業を拡大する重要性を強調した。
Foxconnのインドへの投資拡大は、中国を超えて製造インフラを多角化するAppleの広範な取り組みと一致している。Apple は単一の製造ハブへの依存を減らすことを目指しており、インドでの機会を積極的に模索してきた。最近国内に小売店2店舗をオープンしたことは、Appleのインド市場への関心が高まっていることを示している。JP Morganのアナリストらは、2025年までにインドがiPhone生産全体の25%を占める可能性があると予測している。
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