Mac Proは2022年中には発売されると一部では見られていたが、新たなMacの発売は今年中は望めない可能性が高くなり、来年に持ち越されそうだ。
この遅れの理由の1つは、次期Appleシリコンで用いられるテクノロジーである、TSMCの3nmプロセスの立ち上がりの遅れが原因とされているが、BloombergのMark Gurman氏は、Mac Proがこれほど早く実現しない理由はもう1つあると考えている。
同社は2020年にM1を発表した際、Apple Siliconへの移行を2年後に完了させると述べていた。この移行により、Intelプロセッサを搭載したすべてのMacモデルが置き換わることになるが、当初の宣言通りには行かず、2022年のMac ProはIntelモデルのまま終わることになりそうだ。これに関して、Appleの製品製造計画が変わったからであると、Gurman氏は述べている。
しかし、その理由ははっきりしています。このマシンは、Appleがもともと提供しようとしていたものよりも優れたものになるのです。
先日書いたように、私の考えでは、最初の非IntelMac Proは、24と48のCPUコア、76と152のグラフィックコア、そして最大256ギガバイトのメモリが選択できるようになると考えています。
Appleは当初、M1チップのバリエーションを採用する予定だったが、ある時点で、より多くのCPUコアとグラフィックコアを持つM2のバージョンが利用可能になるまで保留にするという決定を下したのだと思います。
このM2ベースの新たなチップについては以前より噂されてきたが、改めてそれを確認した格好だ。
Mac Proを駆動する新しいチップはM2 Extremeと呼ばれると噂されており、その最上位構成は、CPUとGPUのコア数の点でこれまで見たこともないようなものになることだろう。これについては以前、このSoCが最大152コアのGPUと48コアのCPUを搭載し、最大256GBのユニファイドRAMをサポートすることをお伝えした。恐らく、Mac Studioに搭載された、M1 Ultraで採用された、Ultra Fusionと同様のテクノロジーを採用し、M1 Ultra以上の巨大なシリコンになる事が予想される。Appleはさらに、24コアのCPUと76コアのGPUを搭載したMac Proの1つの構成をテストしていると言われている。そして、これはTSMCの3nmプロセスで製造されると言われている。
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