Appleが現在採用している「M1」チップの後継となる「M2」チップはTSMCの4nmプロセスで製造され、2022年後半に登場予定だと、DigiTimesの報告から明らかになった。
Appleシリコンのラインナップは、18ヶ月ごとに更新されると以前報告がされていたが、そのスケジュールに従うとM2は今年後半に発売されることになる。「Peek Performance」イベントが始まる前には、このSoCが発表される可能性があるという話もあったが、その代わりにM1 Ultraが登場し、新しいカスタムシリコンを搭載したMacBookeがまだ数ヶ月先であることが明らかになった。
DigiTimesの報道によると、M2はTSMCの4nmプロセスを採用し、性能と電力効率の両面で現在の5nmアーキテクチャを上回るとのこと。これは、Qualcommなどの企業が今後発売するSnapdragon 8 Gen 1 PlusやSnapdragon 8 Gen 2を量産するのと同じプロセスでもある。M2では、M1よりも若干の改善が見られると予想されるが、その変化は劇的な数字にはならない可能性もある。
M1が8コアGPUに限定されていたのに対し、M2は10コアGPUまで搭載する可能性があるとのことだが、CPUコア数は8コアのままで、4コアがパフォーマンスコア、残りの4コアが電力効率の良い組み合わせとなる可能性がある。Appleは、この新しいチップセットを搭載したMacBook Proを準備していると言われているが、M1バージョンと同様に、そのデザインに変更はないとの噂もある。
再設計されたMacBook Airは今年後半に発売される予定であり、多くの情報筋がM2で処理されると主張している。2021年のMacBook Proのモデルチェンジと同時にM1 ProとM1 Maxを発表したように、Appleは今年の第4四半期にイベントを開催し、新しいSoCを発表するとともに、M2を使用する製品を紹介する可能性がある。
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