Appleは、米国のApple Card所有者に対し、Goldman Sachsの普通預金口座で、デイリーキャッシュを増やすことが出来る様になるサービスを開始した。この普通預金口座では、年利4.15%という高利回りで、Apple Cardによる買い物で付与される「APY」などを運用することが可能だという。この金利は全米平均の10倍と言われており、プレスリリースによると、預金者は手数料を取られることはなく、この年利回りを得るために最低額を預ける必要もないとのことだ。
Apple Cardでは、Appleからの買い物が3%、Apple Payを使った買い物が2%、それ以外の買い物が1%でデイリーキャッシュが還元される。また、一部の特定店舗や小売店でApple Payで購入すると、デイリーキャッシュが3%還元される。獲得したデイリーキャッシュは、今後Walletアプリで高利回りの普通預金口座に自動的に入金することができるようになる。
Apple Cardのユーザーは、デイリーキャッシュを直接普通預金口座に入金するだけでなく、リンクされた銀行口座やApple Cashの残高を使って追加入金することも出来ると言う。
AppleのApple PayおよびApple Wallet担当副社長であるJennifer Bailey氏は、「Savingsは、ユーザーの皆様がお気に入りのApple Cardの特典であるDaily Cashの価値をさらに高め、毎日お金を節約する簡単な方法を提供するのに役立ちます。私たちの目標は、ユーザーがより健康的な金融生活を送るためのツールを構築することであり、WalletのApple CardにSavingsを組み込むことで、ユーザーはDaily Cashを直接、シームレスに使用、送信、保存することができます。すべて一つの場所から」と、述べています。
ユーザーは、この高利回りの貯蓄口座の残高をWalletアプリで直接確認することが出来る。Apple Cardのインターフェースには、新たに「Savings Account」ボタンが設置される。これをタップすると、取引のリストと、口座の成長を示すチャートが表示されるようになる。
Apple Cashの残高は、Apple Payを使った支払いやクレジットカードの残高、友だちや家族への送金に使える。また、この残高を通常の銀行口座に戻すことも可能とのことだ。
手数料もなく、最小残高もないが、250,000ドル(約3,350万円)までの最大残高制限はあると言う。
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