Appleは5月10日(米国時間)、「iPod touch」について、在庫がなくなり次第販売を終了すると発表した。これをもって、音楽プレーヤーとしてのiPodは約20年の歴史を終えることとなる。
Apple : The music lives on
2001年10月に、1,000曲の音楽を搭載可能で10時間のバッテリーを搭載した音楽プレーヤーとして登場した初代iPod。その存在がアイコンになるほど世界を席巻し、その後のAppleの復活に繋がっていった。2004年にはiPod mini、2006年にはiPod nano、2007年にはiPod touchとバリエーションを増やしていったが、iPhoneの登場と共に、その役割を徐々にシフトしていき、2022年時点では第7世代iPod touchのみがiPodとして現役で販売されている。
今回の発表に伴い、Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長 Greg Joswiak氏は、「音楽は常にAppleの中核の一部であり、iPodのような方法で何億人ものユーザーに音楽を届けることは、音楽業界だけにとどまらず、音楽の発見、視聴、共有の方法を再定義するほどの影響を与えました。今日も、iPodの精神は生き続けています。iPhoneからApple Watch、HomePod miniまで、そしてMac、iPad、Apple TVに至るまで、すべての製品に素晴らしい音楽体験が統合されているのです。Apple Musicは空間オーディオに対応し、業界をリードする音質をお届けします。音楽を楽しみ、発見し、体験するのに、これ以上ふさわしい方法はありません。」とコメントしている。
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