AppleのAIに関する数年ぶりのサミットは、どうやら予想よりも画期的なものではなく、何か大きな発表があるものではないようだったと報じられている。とはいえ、これに関してはAppleから開催に関してアナウンスがあった訳でもなく、我々外部の人間が、「もしかしたらAppleもAIに関して何か大きな動きを見せるのか!?」と、勝手に騒いで勝手に盛り上がっていただけに過ぎないのだが・・・・・・。
2月に開催されたAIサミットは、同社がApple Parkのキャンパスで開催した数年ぶりの集まりとなる。しかし、このイベントはAppleにとって、MicrosoftやOpenAI、あるいはGoogleの「Bard」といったAIで盛り上がっている他社に対抗する何かを発表するものではなく、人を集めて社内の意思を同じ方向に誘導するためのものだったようだ。
Bloombergの記者Mark Gurman氏によるニュースレター「Power On」によると、このサミットではApple社内の機械学習やAIの進歩について議論が行われたとのことだ。イベントのパンフレットには、AppleのAI責任者が「機械学習はかつてないほど速く進んでおり、ここにいる人材はまさに最前線にいる。」とコメントしているという。
だが、Gurman氏はこのサミットから、消費者にとって直接的に大きな影響を与えるものはなく、「サミットからゲームチェンジャーが生まれる」ようなことは全く聞いていないと主張している。
このイベントは一見、AppleがAI分野において大きな動きを見せるものではなかったが、少なくともAppleが数年の休止期間を経て再び対面式イベントを開催するために動いていることを示すものではある。夏のWWDCや製品発表のための対面式メディアイベントなど、他の公衆向けの大規模なイベントを開催する前の試運転と考えることもできるだろう。
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