本日行われたAppleの2023年第4四半期決算説明会で、CEOのTim Cook氏は、同社が “今年後半”に顧客に提供する予定の生成AI機能に取り組んでいる事を初めて明らかにした。今年後半の登場ということで、これは次期iOS 18への搭載が予想され、先日BloombergのMark Gurman氏がiOS 18が史上「最大」のアップデートになる可能性があると述べていたことと一致する物だ。なお、Cook氏による具体的な機能の言及はなかった。
「私たちは将来を見据え、未来を形作るこれらの技術やその他の技術への投資を続けていきます。その中には、我々が多大な時間と労力を費やし続けている人工知能も含まれており、今年後半にはこの分野における我々の継続的な取り組みの詳細を共有できることを楽しみにしています」とCook氏は述べている。
アナリストらのより踏み込んだ内容に対する質問に対して、Cook氏は応じず、「私たちのM.O.は常に、仕事をすること、そして仕事について話すこと、そして私たち自身の前に出ないことです。だから、今回もそれを守るつもりです。でも、今年の後半には、信じられないほど興奮していることがいくつかあります」と述べるに留まった。
OpenAIのChatGPTやGoogleのBardの登場、そして画像生成AIやその他の高度な写真操作まで、AIソフトウェア機能はここ数ヶ月、ここ数年大きな進化が見られなかったスマートフォンの久しぶりの大きな変化で有、セールスポイントとなっている。Appleルが今後の動きを予告することはめったにないため、これは同社が今年後半に自社のソフトウェア・プラットフォーム(iOS、iPadOS、macOS)にAIを統合する野心的な計画を持っていることの表れと受け止めていいだろう。
「これ以上詳しく話したり、先走ったりするつもりはありませんが、生成AIとAIにはAppleにとって大きなチャンスがあると思う、とだけ言っておきます」とCook氏は締めくくった。
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