Apple、ARヘッドセット用に3,500ppiの有機ELディスプレイをSamsungとLGに依頼

masapoco
投稿日 2022年9月29日 10:20
apple headset

最新の報道によると、AppleはARヘッドセットの没入感を高めるために、OLED on Silicon(OLEDoS)パネルの仕様をアップさせたようだ。Appleは、サプライヤーであるSamsung DisplayとLGに、ARヘッドセット用に更に高品質なディスプレイの製造を依頼したという。しかし、このアップグレードされたディスプレイは、来年初頭にデビューすると推測されている第1世代のApple ARヘッドセットには使用されないようだ。

Appleは、ARヘッドセットのディスプレイをOLEDoS(OLED on Silicon)と呼んでおり、Samsung DisplayとLG Displayの両社が製造する予定だ。注目すべきは、この両サプライヤーがiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxにもディスプレイを供給していることだ。そのため、ディスプレイパネルの品質に関しては、ご存じの通り全く問題はないだろう。OLEDoSに関しては、ガラスの代わりにシリコンを組み込んだ新しいディスプレイ技術で、特にAR製品のためのものであるという。

Appleの第1世代ARヘッドセットには、Sony製のディスプレイが搭載される

TheElecによると、Appleは来年発売予定のAR製品にSamsungやLGのディスプレイを使用しないようだ。その代わり、第一世代のARヘッドセットにSony製のディスプレイが採用されるとしている。Appleは当初、2,800ppiのディスプレイを希望していたが、現在は3,500ppiにアップグレードされている。また、Appleの第1世代ARヘッドセットが3,500ppiのOLEDoSを搭載する一方で、SamsungとLGは将来のLEDoSディスプレイで6,000~7,000ppiに取り組んでいるようだ。

SamsungとLGの両社は、2024年までにOLEDoSディスプレイの量産に入る予定だ。このような新しいディスプレイ技術の製造に最初に飛びついたのはLGであり、Samsungは少し遅かった。しかし、Samsungのトップは、この技術をそんなに早く判断しないようにと忠告している。また、情報筋の話として、「SamsungはOLEDoSがLEDoSよりも参入障壁が低いと考えており、ライバルのLG DisplayやSonyよりも後者の技術でリードしたいようだ」と引用している。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • google map imarsive view
    次の記事

    Googleマップの「イマーシブビュー」、世界250のランドマークに拡大予定

    2022年9月29日 10:24
  • 前の記事

    Amazonがベッドサイドライト兼睡眠トラッカー「Halo Rise」を発表

    2022年9月29日 7:20
    halo rise

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事