Google(グーグル) は 2022年11月8日(火)、リリース前のAndroid OS をいち早く試すことができる任意登録型ベータプログラム「Android ベータ プログラム」において、Android 13の継続型ベータプログラム第3弾「Android 13 QPR1 Beta 3.1」アップデートを、「Android ベータ プログラム」に登録している「Pixel 4a」以降の Google Pixel スマートフォンに対して「Over the Air(OTA)」での配信を開始した。
- Android Police: Google keeps the Pixel update train rolling with Android 13 QPR1 Beta 3.1
- Android Developers: Android 13 QPR1 リリースノート
これが12月のローンチ前の最後のAndroid 13 QPR1ベータなのか、ベータ4が来るのかは不明だが、これらのQPRは、開発者プレビュー(DP)ではなく、より安定したバージョンとなっている。Googleは、これらの「ビルドは一般的な使用に適している」と述べており、ほぼリリース版と同じ物のようだ。
プレビューリリースをインストールした後にベータプログラムを終了したい場合は、デバイスのワイプが必要となるが、安定版が出た後なら、登録解除することでワイプをせずに移行が可能だ。
Googleは、このリリースで以下の修正を挙げている。
- ハードウェアメディア再生ボタンからの入力を処理するために MediaSession を使用している場合、アプリがクラッシュするプラットフォーム問題を修正しました。(問題番号 251798994, 問題番号 252665746, 問題番号 251381423, 問題番号 251513135, 問題番号 255500998)
- デバイスのGPUドライバーによって、通常のデバイス使用時にシステムUIがフリーズすることがある問題を修正しました。
- Pixel Watchでリモート応答した場合(紐なしモード)、Pixel Phoneが「Call answered on another device」ではなく、「Missed call」という誤った通知を表示することがある問題を修正しました。
- Google Cameraアプリがクラッシュすることがある問題を修正しました。
一部の端末で、ホットワードによるGoogleアシスタントの起動ができない問題を修正しました。
一部の端末で「Lift to check phone」や「Flip to Shhh」などのモーションベースのジェスチャーが機能しない問題を修正しました。 - 一部の端末で、ビデオの録画や視聴時にアーチファクトが表示されることがある問題を修正しました。
- Google Cameraアプリの起動が遅くなることがある問題を修正しました。
Pixel 6a 端末で、SIM カードを挿入すると CarrierSettings がクラッシュすることがある問題を修正しました。 - インスタントアプリの使用中に通知シェードの「ブラウザに移動」オプションが機能しないことがある問題を修正しました。
カメラの安定性とパフォーマンスの修正が2つあり、安定性がこの「マイナーアップデート」の主な目的のようだ。
QPR1 Beta 3で取り入れられた新たな機能については、以下の記事を参照いただきたい。
Googleは、12月に予定されているAndroid 13 QPR1の最終版のローンチに向けて、準備を進めているようだ。正式リリース前に試したい場合は、Android 13のベータ版をPixelスマホにインストールする方法を試して頂きたい。ただし、これがプレリリースソフトウェアになることは留意が必要だ。
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