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AIチャットボット検索は、GoogleとMicrosoftにとって10倍のコスト増となる

AIはここ数ヶ月で世界を席巻しており、恐らく今後の世界のあり方を変えていく重要技術の1つであるが、MicrosoftやGoogleにとって、検索にチャットボットAIの採用をさらに拡大することは、コストの大幅な増加を意味する可能性がある。

Reutersの新しいレポートでは、AlphabetのJohn Hennessy会長とのやりとりの中で、大規模言語モデルを持つチャットボットの使用には、通常の検索の10倍ものコストがかかる可能性があると述べているとのことだ。

2022年12月、ChatGPTのローンチ直後、OpenAIのCEOであるSam Altman氏はTwitterで “コンピュートコストには目を見張るものがあります。いずれマネタイズするつもりです”と述べている。それもあって、2月上旬に月額20ドルという価格で、より多くの機能と高速なパフォーマンスを備えたChatGPT Plusをリリースした

Reutersは、Morgan Stanleyのレポートを引用し、2022年時点でのGoogle検索1回あたりのコストは5分の1セントになると推定している。しかし、BardのようなチャットボットAIを導入した場合、2024年にはGoogleの検索コストが60億ドルも上昇する可能性があると試算している。これは、Google検索の半分を50語の回答でチャットボットが処理すると仮定した場合の話だ。

もちろん、こうしたコストアップの理由は、チャットボットのAIから自然な響きの回答をすべて生成するために、より多くの処理能力が必要になるからだ。そして、そのサーバーを稼働させるための電力コストも高くなる。

もちろん、今後こうしたチャットボットの普及に伴い、コスト削減の優先度も高まり、効率化が進められる可能性はある。その結果、運用コストが下がる事には繋がるだろうが、それがどの程度価格を下げることになるかは不明だ。もう一つの解決策は、GoogleとMicrosoftがチャットボットの回答に広告へのリンクを表示することで、それらのサーバーの運用コストを補う収入を得ることだろう。既にMicrosoftはBingチャットボットに広告を掲載する方法について協議しているようだ。

もう一つの解決策は、ChatGPTがすでに行っていることで、ユーザーがより速く、より良いチャットボットの答えを得ることができるサブスクリプションサービスを提供することだろう。ただし、このオプションは、GoogleとMicrosoftにとって最後の手段になりそうだ。より多くのユーザーがこれらの新しいAI駆動型検索サービスにアクセスするにつれ、これらの企業にとって、経済的に採算が合うほどコストが下がるかどうかを見極めなければならなくなるだろう。


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