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A17 Bionic vs A16 Bionic – Appleの最先端チップについて予想される4つのこと

Appleは、9月13日の「Wonderlust」イベントでiPhone 15シリーズと共に、新たなAppleシリコン「A17 Bionic」チップをデビューさせると予想されている。そして、昨年同様にこの最先端シリコンは今年の4モデルすべてに搭載されるわけではなく、よりプレミアムな「Pro」バージョンにのみ搭載され、より低価格なモデルには昨年Proモデルに搭載されたA16 Bionicが搭載されると見られている。

今年は、この2つのチップセットの間に昨年以上の大きな格差が生まれると見られている。現時点では正式発表もされていないため、これらはリーク情報に基づくものとなるが、ここでは2つの間に存在すると思われる4つの仕様と機能の違いを紹介する。

ついに3nmプロセスへの移行が始まる

Appleはおそらく、A17 Bionicの量産に活用されたTSMCの3nmプロセスへの移行について大々的に宣伝する事だろう。ご存知の通り、製造プロセスの改善はチップセットの性能と電力効率にプラスの効果をもたらす。しかし、A16 Bionicは実際には5nmプロセスののシリコンで、あたかも4nmプロセス(N4P)のものとして販売されていた事もあり、A17 Bionicが「真の」3nmへの移行が進むと仮定すると、A16 Bionicからの進歩はより顕著なものとなるだろう。

TSMCの真新しいテクノロジーの最大の特長は省電力性能にあり、A14 Bionicの製造で採用されたN5と比べて消費電力が最大30%削減され、同じワット数を消費しながら性能が最大15%向上している。iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxにアップグレードする顧客は、バッテリーもちが改善されていることにすぐに気づくはずだ。

トランジスタ数、ダイサイズ、Neural Engineのコア数など、その他の詳細についてはまだ明らかになっていない、この次世代チップの詳細は今後明かされることだろう。

A16 Bionicよりも多いGPUコア数

Appleは2つのチップセットの間でCPUコアの数を維持すると予想されており、それは2つのパフォーマンスコアと4つの電力効率コアに分かれた6コアのソリューションである。しかし、A17 BionicのGPUコア数は6コアにアップグレードされるとの噂がある。

また、リークによればパフォーマンスコアの動作周波数が3.70GHzとされ、A16 Bionicのパフォーマンスコアの速度3.46GHzより若干高くなることだ。Appleは数年前から、シングルコアとマルチコアの両方のベンチマークで、6コアのCPUが8コアのライバルを凌駕することを証明してきた。したがって、Appleがコアを追加して別の方向に進む路線はまだしばらく見られそうにない。

iPhone 15の最上位モデルにはより高いRAMを搭載

一部の噂では、Appleは昨年に引き続きLPDDR5テクノロジーを採用しながら、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxのRAM数を6GBに制限すると考えられている。しかし、リークによれば、最上位モデルはA17 Bionicのロジックボードに8GB RAMを搭載するという。iPhone 15とiPhone 15 PlusにはA16 Bionicが搭載されると言われており、Appleは製造コストを削減するために昨年と同じハードウェアを再利用する可能性が高い。

レイトレーシング対応の可能性

A16 Bionicは、2022年の正式発表前にAppleのエンジニアによってレイトレーシングのテストが行われていた。残念ながら、チームは多くのハードルにぶつかり、昨年のA16 Bionicでのレイトレーシング・サポートを中止せざるを得なかった。

画質面で大きな改善が見られるレイトレーシングだが、これには膨大な電力消費も含まれ、バッテリー寿命が落ちると同時に、SoCの極端なオーバーヒートを招いた。これらの問題をはらんだまま、A16 BionicがiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxで公式のレイトレーシング・サポートとともに出荷されていれば、何百万人もの顧客から不満の声が上がっていた可能性がある。

TSMCの次世代3nmプロセスのおかげで、A17 Bionicがこの問題を解決する可能性があるため、レイトレーシングのサポートも可能性があるだろう。次期Snapdragon 8 Gen 3とDimensity 9300は、レイトレーシングをサポートする予定なので、A17 BionicがiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxがAndroidの最先端機種から後れを取るわけにもいかないだろう。

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