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iPhone 15 Pro Max、DxOMarkカメラテストで歴代iPhoneでトップのスコアを獲得

DxOMarkの精密なテストの結果、Appleの新型iPhone 15 Pro MaxはこれまでのiPhoneの中で最も優れたカメラ性能を有していることが明らかになった。ただし、世界一の座に輝くことは出来ず、Huawei P60 Proの総合156ポイントに対し、iPhone 15 Pro Maxはスコア154ポイントとなり、僅差で敗れ世界2位となった。

同サイトは、iPhone 15 Pro Maxは、優れた手ぶれ補正、発色、動画など、いくつかのトップスコアを獲得することに成功したが、メインセンサーと望遠レンズの画角差が大きく、その他いくつかの欠点があることも述べている。とはいえ、 “これまでテストした中で最高のiPhone“と紹介し、「様々な撮影条件下で常に驚くべき画像と動画の結果を提供した」として、露出に関して際立った性能を示していることを報告している。

写真性能

iPhoneの写真性能は、露出、色、質感の点で首位に立ったが、DxOMarkのテストではオートフォーカス性能とノイズではふるわなかった。

改善されたポートレートモードオプション、深度キャプチャー、正確な肌色レンダリングにより、「友達と家族」カテゴリーで優れた性能を発揮し、48MPセンサーからの新しい24MP出力は、標準的な撮影シナリオでより詳細なディテールを提供する。

DxOMarkのテストでは、2倍ズーム(約50mm)では、iPhoneはまだかなりのディテールを保つことができたが、さらに80mm相当までクロップすると、はるかに著しい画像劣化が見られた。

120mmを超えると、Pro Maxはテトラプリズム望遠レンズに切り替わり、首位のHuawei P60 Proを凌ぐディテールと低照度での望遠性能を発揮し、iPhone 14 Proを大幅に上回る。

「これらの改善点は総体的に、モバイルフォトグラファーやビデオグラファーにとって傑出した選択肢であることを立証している」と、DxOMarkは述べている。

しかし、低照度写真でのノイズ、フレア、ゴースト、エイリアシングなどの不要なアーティファクト、わずかに制限されたダイナミックレンジ、ズームレンジ間で一貫性のないディテールが、このカメラシステムの弱点となっていることも報告している。

ビデオ性能

ビデオ性能では、iPhone 15 Pro Maxが、テクスチャとアーティファクトを除くほぼすべてのサブカテゴリーで首位を獲得した。4k60fpsでのDolby Vision HDR録画は、ほとんどのユースケースで十分すぎるほどで、DxOMarkがテストに使用したのもこれだ。

「ビデオの露出とカラーレンダリングは、ほとんどの条件で非常に安定しており、テクスチャとノイズのトレードオフは、これまで見た中で最高だった。オートフォーカスシステムも低照度まで良好に動作し、ビデオの手ぶれ補正も市場で最高のものだった」と述べている。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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