Amazonが、AIスタートアップのAnthropicに最大40億ドル(5,900億円)を投資することで合意した事が明らかになった。この投資は、AmazonがMicrosoft、Meta、Google、NVIDIAといった企業との競争を強化する一環であり、多くの技術者が次の大きなフロンティアと考える急成長しているセクターでの地位を強化するものである。
初期投資として、AmazonはAnthropicに12億5000万ドルを投じ、少数株主となる。この取引の一環として、Amazonはその投資額を最大で40億ドルまで増やすオプションを有している。Anthropicは、テキスト解析チャットボットを運営しており、GoogleのBardやMicrosoftが支援するOpenAIのChatGPTと同様の事業を展開している。
Anthropicは、今月初めに消費者向けのプレミアムサブスクリプションプラン「Claude 2」をローンチし、今後18か月で10倍以上の性能を持つAIモデル「Claude-Next」の開発に10億ドルを投じる計画である。
Amazonとの投資契約により、AnthropicはAmazonのクラウドサービスAWSを主要なクラウドプロバイダとして使用し、将来の基盤モデルの開発や安全性研究に活用する。また、AWSのTrainiumとInferentiaチップを使用して、将来の基盤モデルを構築、訓練、デプロイする。
この取引により、AmazonはAIに関する自社の能力をさらに強化し、急速に成長しているこの産業での資金力を増やすことができる。
Sources
コメントを残す