Appleの長年噂の的だった複合現実(Mixed Reality:MR)ヘッドセットを披露する計画について、Bloombergの新しい報道によると、どうやら以前の報道でささやかれていた4月の特別プレスイベントでの披露という計画を延期し、6月に開催される同社の世界開発者会議(WWDC)の中で行う事になるとのことだ。
Bloombergは、この新しい発表の遅れは典型的な理由によるもので、Appleの新しいヘッドセットは開発上の問題にぶつかっており、タイミング的にはWWDCの時期が実際の動作を見せる場として適切とのことだ。Appleが開発者会議で新しいハードウェア製品をデビューさせるのはかなり珍しいことだ。通常、WWDCはiOSやmacOSの最新バージョンを披露するために設けられる。
Appleの複合現実型ヘッドセットは数年前から噂されていたが、報道によれば、発売時期の計画は何度も変更されてきた。大きな理由のひとつは、それが本当に革命的な製品になるかも知れないが、そのために技術的に困難な問題を多く抱えており、それを乗り越えるために時間がかかっているとされている。。最近のBloombergの別の報道では、このヘッドセットは拡張現実モード(ビジュアルが「現実世界」に配置される)と完全仮想現実(ユーザーの視点が完全に仮想世界にある)の両方で使用できるとされている。また、物理的なハンドコントローラやコンパニオンPCを必要とせずに動作すると報じられている。
報道によれば、Appleは依然として、Reality Proという名称を使うかもしれないこのヘッドセットを、2023年後半までに発売する予定である。しかし、その価格は3,000ドルもする可能性があり、ほとんどの消費者には手が届かないものとなっている。
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