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Ubuntu Proの一般提供が開始へ

Canonicalは、Ubuntuインストールのセキュリティを強化することを目的としたサブスクリプションサービス、Ubuntu Proの一般提供を開始することを発表した。このサブスクリプションは、10月にベータ版として開始されたが、今回、正式に一般に利用が可能となった。

Ubuntu Proの主な利点は、長期サポート(LTS)Ubuntuリリースのサポートを5年から10年に延長できることで、これはUbuntuの新しいバージョンでは利用できない古いソフトウェアに依存している場合に最適だろう。

このサブスクリプションの一環として、Canonicalは、メインOS以外の追加パッケージ23,000個にも重要なアップデートを配信している。FedRAMP、HIPAA、PCI-DSSなどの制度に準拠しながら、「何千ものアプリケーションとツールチェーン」に対して、重要、高、および特定の中程度のCVEをカバーしています。

Ubuntu Proは、16.04 LTS以降のすべてのUbuntu LTSで利用可能で、個人で使用する場合は無料版を含むさまざまなレイヤーで取得することが可能だ。様々なレイヤーが用意されているが、標準的なUbuntu Proのサブスクリプションは、ワークステーションで年間25ドル、サーバーで年間500ドルで、Canonical経由で取得でき、30日間の無料トライアルが含まれている。

Ubuntu Proを個人または小規模な商用で使用したい場合、5台のマシン、またはUbuntuコミュニティの公式メンバーであれば50台のマシンで使用することができる。Ubuntu Oneアカウントにログインするか、無料のアカウントを作成するだけで、コンピュータのリンクに使用できるトークンが発行される。既に、Ubuntu 18.04 LTSがあと数ヶ月で寿命を迎えると報道されたが、Ubuntu Proを使用すれば、このUbuntuバージョンの寿命を2028年まで延長することが可能だ。

Canonicalの強化されたUbuntu Proサービスの詳細や加入を希望される方は、ubuntu.com/proをご覧頂きたい。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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