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新型M2 MaxチップはM1 Ultraの9割近いGPU性能を誇る

Appleの新しい14インチ及び16インチMac Book Proは、新しい「M2 Pro」と「M2 Max」を搭載する事が明らかになり、その性能に注目が集まっている。当初の予想とは裏腹に、TSMCの3nmプロセスは採用されず、Appleが第2世代と呼ぶ5nmプロセス(恐らくTSMC N5P)での製造となり、その性能向上については限定的との予想も見られたが、実際の所はどうなのだろうか?

既にM2 ProのCPU Geekbenchマークスコアが流出し、一部性能では先代の上位モデルであるM1 Maxを上回る性能が確認され、今回はそれに加えて、M2 Maxチップも加わり、最初のMetalベンチマークテストによってGPU性能が明らかになった。

GeekbenchのMetalベンチマークに基づく直接比較では、M2 Proの19コアGPUとM2 Maxの38コアGPUは、M1 ProおよびM1 Maxチップと比較して約30パーセント高速な性能であるようだ。30%の向上は、十分大きな改善だろう。

具体的な数値としては、ベンチマークでM2 Proが52,691点M2 Maxが86,805点を記録している。一方、先代モデルであるM1 Proのスコアは39,758点M1 Maxのスコアは64,708点だった。ちなみに、Appleの最上位チップであるM1 Ultraの94,584点にはやはり及ばない。

ちなみに、M2 MaxチップのGeekbenchシングルコアおよびマルチコアのスコアについては、シングルコアが1,969点、マルチコアが15,103点となっている。

とはいえ、M1 Ultraと9%程度しか差がないことは、価格差を考えると十分検討してるとも言えるだろう。逆に、今後登場すると言われている新型Mac Proに搭載されるM2 Ultraの性能向上幅も、今回のそれぞれのチップスコアを見てみると、うっすらと見えてきそうだ。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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