Amazonは、同社のEchoデバイスに、スマートホーム相互運用規格「Matter」に対応する為のアップデート配信を開始したと発表した。
発表のブログの中で、AmazonはMaatterのサポート展開について同社が段階的なアプローチを取っていることを説明している。
段階的なアプローチにより、最も一般的なデバイスタイプに対するMatterサポートの展開を開始する一方で、パートナーとの相互運用性、安定性、寿命のテストを継続し、お客様にシームレスで高品質なAlexa体験を保証します。
今回行われたアップデートは第1段階であり、そして今回17種類のEchoデバイス等にMatterへのサポートが提供されるとのことだ。
今回サポートが開始されるのは、以下のデバイスとなる。
- Echo Dot (第 5 世代)
- Echo Dot (第 5 世代) with Clock
- Echo (第 4 世代)
- Echo Dot (第 3 世代、2018 年リリース)
- Echo Studio
- Echo Show 8 (第 2 世代、2021 年リリース)
- Echo Show 10 (第 3 世代)
- Echo Show 5 (第 2 世代、2021 年リリース)
- Echo Show 15
- Echo Dot (第 3 世代、クロック付き)
- Echo Dot (第 4 世代、クロック付き)
- Echo Show 5
- Echo (v3)
- Echo Dot(第 4 世代)
- Echo Input
- Echo Flex
- Echo Show 8
Matterとは、Connectivity Standards Alliance(CSA)がApple、Amazon、Google、Samsungなど数百の企業と共同で開発した、スマートホームの相互運用のための規格である。その目標は、消費者がどのガジェットが何と連携出来るのかを気にすることなく、独自のスマートホームネットワークをカスタマイズして構築することが出来る事だ。詳しくは、以下の記事をご覧頂きたい。
Amazonがブログで指摘しているように、今回のアップデートでユーザーの接続オプションの選択肢が増えることになるはずだ。例えば、GoogleのNestサーモスタットが、AmazonのAlexaとうまく連動するようになる。
これはまだ第一段階であり、Amazonは2023年にはさらに多くのデバイスにMatterサポートを追加する予定だ。今回の発表は、Googleが自社の多くの製品にMatterのサポートを開始した事に続く形となる。Amazonと同様、Googleも来年にはMatterサポートを拡大する予定だ。
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