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Apple Watch Ultraをダイブコンピューターにする「Oceanic+」アプリが登場

Apple Watch Ultraは、発表の席でダイバーズウォッチとしての性能を大きくアピールしてはいたものの、実はそのためのアプリはまだ提供されていなかった。だがこの度、Hush OutdoorsとAppleはついに「Oceanic+」アプリをリリースし、Apple Watch Ultraにダイブコンピューターとしての機能を追加した。

このアプリは、水深、無減圧時間(水深の制限時間を設定するための数値)、水温などの基本的な情報を記録する。アプリはタッチスクリーンなしでも使えるように設計されており、アクションボタンを使ってコンパスの方位を設定することができる。触覚フィードバックも、ウェットスーツ越しに感じられるほど強力だ。

Apple Watch Ultra Oceanic Plus primary screen
Oceanic+は、最大深度、浮上速度、バッテリー残量などの追加の情報も表示する (Credit: Apple)

潮の満ち引きや潮流など、旅行を最大限に楽しむためのダイビング計画を立てることができるようになっている。ダイブ後には、エントリーポイントとエグジットポイントを含むデータが表示される。また、水深グラフや水温上昇率など、より多くの情報をiPhoneで確認することが可能だ。

Apple Watch Ultra Oceanic Plus Location Planner Information
アプリケーションのダイブプランナーは、ダイビングの最大3日前から、水面温度、水温、風、紫外線、潮の干満などの詳細情報を提供する。(Credit: Apple)

Oceanic+の基本機能である水深、時間、最近のダイビングのログなどは無料で利用できる。減圧のトラッキング、身体組織負荷、ロケーションプランナー、無制限のログブックなどのより高度な機能を利用する場合、Oceanic+は月額1,150円(税込)、年額10,200円(税込)を支払う必要がある。年間14,800円(税込)のファミリープランでは、5人までのアクセスが可能だ。このアプリは、少なくともwatchOS 9.1と、iOS 16.1を使用するiPhone 8以降が必要となる。

Appleは、Oceanic+がプロのスキューバダイバー向けではないとしている。例えば、これは従来のダイブコンピュータのように酸素の残量をトラッキングしない。これはあくまでもエンスージアスト向けで、水深30メートルまでしか使えない。また、ダイビングを行う際は、常にダイビングの安全手順に従い、パートナーと組み、予備のデバイスを携帯するようにとも促している。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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