AppleはMac Proを意図的に遅らせ、CPUとGPUのコアを追加したより優れたSoCを提供する可能性

masapoco
投稿日
2022年10月31日 16:07
macpro leak image

Mac Proは2022年中には発売されると一部では見られていたが、新たなMacの発売は今年中は望めない可能性が高くなり、来年に持ち越されそうだ。

この遅れの理由の1つは、次期Appleシリコンで用いられるテクノロジーである、TSMCの3nmプロセスの立ち上がりの遅れが原因とされているが、BloombergのMark Gurman氏は、Mac Proがこれほど早く実現しない理由はもう1つあると考えている。

同社は2020年にM1を発表した際、Apple Siliconへの移行を2年後に完了させると述べていた。この移行により、Intelプロセッサを搭載したすべてのMacモデルが置き換わることになるが、当初の宣言通りには行かず、2022年のMac ProはIntelモデルのまま終わることになりそうだ。これに関して、Appleの製品製造計画が変わったからであると、Gurman氏は述べている。

しかし、その理由ははっきりしています。このマシンは、Appleがもともと提供しようとしていたものよりも優れたものになるのです。

先日書いたように、私の考えでは、最初の非IntelMac Proは、24と48のCPUコア、76と152のグラフィックコア、そして最大256ギガバイトのメモリが選択できるようになると考えています。

Appleは当初、M1チップのバリエーションを採用する予定だったが、ある時点で、より多くのCPUコアとグラフィックコアを持つM2のバージョンが利用可能になるまで保留にするという決定を下したのだと思います。

このM2ベースの新たなチップについては以前より噂されてきたが、改めてそれを確認した格好だ。

Mac Proを駆動する新しいチップはM2 Extremeと呼ばれると噂されており、その最上位構成は、CPUとGPUのコア数の点でこれまで見たこともないようなものになることだろう。これについては以前、このSoCが最大152コアのGPUと48コアのCPUを搭載し、最大256GBのユニファイドRAMをサポートすることをお伝えした。恐らく、Mac Studioに搭載された、M1 Ultraで採用された、Ultra Fusionと同様のテクノロジーを採用し、M1 Ultra以上の巨大なシリコンになる事が予想される。Appleはさらに、24コアのCPUと76コアのGPUを搭載したMac Proの1つの構成をテストしていると言われている。そして、これはTSMCの3nmプロセスで製造されると言われている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Adapter naked 1
    次の記事

    RTX 4090コネクタ溶融問題は、コネクタの問題ではなくNVIDIAの付属ケーブルが粗悪だった可能性

    2022年10月31日 18:30
  • 前の記事

    Twitterが認証バッジ維持の為に月額20ドル(3,000円)を請求する可能性

    2022年10月31日 14:36
    twitter icon

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事