Apple(アップル)は本日、最新のM2チップを搭載した新世代の11インチおよび12.9インチiPad Proを発表した。M2チップは、2022年のMacBook Airと2022年の13インチMacBook Proでデビューし、今回のアップデートにより、Appleのプロフェッショナルタブレットのラインナップにも同じ性能がもたらされる。
M2 iPad Pro 11インチモデル スペック
- ディスプレイ: 11インチLEDディスプレイ
- チップセット: 8 コア CPU と 10 コア GPU を搭載した M2
- ストレージ: 128GB、256GB、512GB、1TB、2TB
- RAM: 8GB RAM (128GB、256GB、512GB) および 16GB (1TB および 2TB)
- カメラ: 12 MP f/1.8 背面カメラ + 10 MP超広角 + 12 MP f/2.4 超広角インカメラ
- ソフトウェア: iPadOS 16
- 接続: Wi-Fi 6E、6G (サブ 6GHz および ミリ波)
- SIM:nano SIM と eSIM
- 色:シルバーまたはスペースグレイ
M2 iPad Pro 12.9インチモデル スペック
- ディスプレイ: 12.9インチminiLEDディスプレイ
- チップセット: 8 コア CPU と 10 コア GPU を搭載した M2
- ストレージ: 128GB、256GB、512GB、1TB、2TB
- RAM: 8GB RAM (128GB、256GB、512GB) および 16GB (1TB および 2TB)
- カメラ: 12 MP f/1.8 背面カメラ + 10 MP超広角 + 12 MP f/2.4 超広角インカメラ
- ソフトウェア: iPadOS 16
- 接続: Wi-Fi 6E、6G (サブ 6GHz および ミリ波)
- SIM:nano SIM と eSIM
- 色:シルバーまたはスペースグレイ
M2の性能向上と同時に、新しいiPad ProではApple Pencilがディスプレイから最大12mm離れていても検出できるようになった。これにより、ユーザーがApple Pencilを画面に近けると、UIが拡張され、タッチする前に位置を確認することが出来るようになっている。また例えば、Scribbleのテキストフィールドは、Pencilがディスプレイに近づくと拡張されるようになった。この「ポイント体験」機能は、新しいAPIを介してサードパーティアプリにも提供される。
Appleによれば、M2の8コアCPUはM1のCPUよりも最大15パーセント高速化されているとのことだ。GPUは最大で35パーセント高速化されている。また、M2チップによって、iPad Proは初めてProPresビデオをキャプチャできるようになった。
そのほかにも、メモリ帯域幅が50%増の100GB/秒になるなど、強化されている。これだけのパフォーマンスが必要かどうかは、iPadをどんな用途で使うかによって決まるだろう。ビデオを見たり、Eメールを送ったりするだけなら、恐らくパフォーマンスアップは感じられないだろう。
また、新しいiPad Proは、Appleデバイスで初めて最新のWi-Fi 6E規格に対応し、より高速なWi-Fiネットワーク接続を提供している。これにより、最大2倍のダウンロード速度を実現する。セルラーモデルでは、より多くの5Gバンドに対応し、世界中でより多くの地域で利用できるようになった。
新しい11インチiPad Proは124,800円から、12.9インチiPad Proは172,800円からとなる。円安の影響でかなりの値上げとなっている。新しいiPadモデルは本日より注文が可能で、最初の配送は10月26日となる。
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