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イーロン・マスク氏によるTwitter買収が再び動き出す

イーロン・マスク(Elon Musk)氏によるTwitterの買収が再び動き出すかもしれない。

SpaceXとTeslaの創設者は、440億ドルでソーシャルメディア企業「Twitter」を買収することを提案しており、Twitter社は、今年4月に最初に発表されたオファーを尊重するつもりだと、BloombergとThe Washington Postが報じた。

「Twitterはこの提案を受け入れるかどうかを検討しており、少なくともあと1日は行動を起こさないだろう」と、交渉に詳しい匿名の人物の発言を引用してThe Washington Postは報じている。

イーロン・マスク氏は、買収計画を発表した直後、Twitterがボット(偽アカウントやスパムアカウント)と呼ばれるユーザーの数が5%未満であることを証明できる場合に限り、買収を実行すると述べ、買収を保留する意向を表明していた。

その後、マスク氏が満足するような結果は得られず、彼は7月に買収を取りやめる書類を提出した。だがその後、Twitter社はマスク氏を提訴し、その責任を追及していた。

The Washington Postが指摘するように、この訴訟は10月17日にデラウェア州裁判所にて裁判が行われる予定である。

ロサンゼルスの投資会社Wedbush SecuritiesのアナリストであるDan Ives氏は、The Washington Postが引用した火曜日のメモの中で、「これは、マスク氏が対Twitter取締役会との訴訟で勝てる可能性が非常に低いこと認識しているという明らかな兆候だ。この440億ドルの取引は、いずれにせよ完了する予定だったのです。」と書いている。

今回の報道を受け、Twitter側は、1株54.20ドルで同社を買収するというイーロン・マスク氏の提案に再度同意の声明を発表している。Twitterは声明の中で、「当社の意図は1株あたり54.20ドルで取引を完了することです。」と述べている。

また、SECに提出された書簡の中で、マスク氏の弁護士は、デラウェア州裁判所が現在進行中の訴訟に関する「裁判およびその他のすべての手続きを延期」するならば、4月に最初に交わされた合意を進めると述べている。

買収が実際にいつ完了するかはまだ明らかではない。Twitterの株主はすでに買収を承認する投票を済ませているが、今後は両者ともデラウェア州の大法院の回答も待つ必要がある。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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