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Metaの安価な消費者向けヘッドセット「Meta Quest 3」の詳細スペックがリーク、登場もまもなくか?

Metaのこれまで「Project Cambria」と呼ばれていた、次のプロ向けハイエンドVR ヘッドセットである「Quest Pro」 は、来月の Connect で明らかになる可能性が高いが、より手軽に手に入れる事が出来る「Quest 2」の後継機についてはどうだろうか?これまで、Quest Proのリークを数多く行ってきた、ハードウェアアナリストでYouTuberのBrad Lynch氏が、新たな動画で、コンシューマ向けの新たなヘッドセット「Quest 3」について、数多くの情報を提供してくれている。

Meta Quest 3 は、カラーパススルーに対応し、拡張現実機能が大幅アップか?

Quest 3については、これまでも少なからずリークはあったが、ここまで詳細なリークは今回が初めてとなる。

以前から言われていたように、Quest 3のコードネームは「Stinson」と呼ばれており、2023年に発売予定であると言われている。Quest Proと同様に、カラーパススルーに対応し、深度センサーが搭載されているため、拡張現実機能の大幅アップデートが見込めるという。

今回リークされたQuest 3のスペックは以下の通りとなる。

  • Quest 2のようなソフトストラップ、背面バッテリーは搭載されない
  • 6DoF(頭の上下左右前後の動きに対応)トラッキング用カメラ2台
  • 4カメラアレイ:白黒 2 + RGB 2
  • 深度センサー
  • 2つのLCDディスプレイ
  • 機械式IPD調整
  • パンケーキレンズ
  • アイトラッキング、フェーストラッキングはなし
  • シングルファンデザイン
  • Qualcomm Snapdragon XR2(第2世代)SoC搭載
  • ドック充電用ポゴピンコネクタ

このヘッドセットは、Quest Proの後にリリースされる、より安価な消費者向けのデバイスと言われている。Quest Proは800ドル以上すると言われており、開発者向けのキットのような立ち位置であると見られる。Quest 3は、そういったハイエンドキットで開発された新しいコンテンツを消費するための普及製品だろう。

リークである事から、全てが正しいものであるとは言えないが、Lynch氏は、過去の未発表のソフトウェア機能や物理的なハードウェアに関するレポートの正確さでよく知られており、これまでにも、Quest 2、Quest Pro(別名Project Cambria)、Pico 4、Pimax 12Kなど、正確な情報を提供していることから、今回の情報もかなり正確性の高い物と考えられる。そして、おそらく生産の最終段階に近いものを扱っていると見られる。

先日、PICOが「PICO 4」を発表し、Quest 2を上回る魅力的な機能をこなれた価格で提供し、Meta Questの牙城を切り崩そうとしていることは明らかだが、Metaは新たなQuest 3でこれを迎え撃つつもりだろう。両社が近い将来、それぞれの複合現実コンテンツライブラリをどのように成熟させるのか、注目したい。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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