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AirPods Pro 2のストラップホールは、アンテナの役割も果たすようだ

AirPods Pro 2をCTで検査した結果、内部に興味深い変更が行われている事が判明した。

新たに発表されたAirPods Pro 2は、外観こそあまり変化がないが、音質の向上やノイズキャンセリング性能が、「同社比2倍」になっていることなど、内部的には多くのアップデートが行われている事が発表されている。そして、変更点はイヤホン本体だけではなく、充電ケースにも行われている。

今回、Lumafieldによって、主にこのAirPods Pro 2の充電ケースに焦点を当てた産業用CTによる非破壊調査が行われ、レポートが公開された。そして多くの細かな変更点が明らかになっている。

まず面白いのが、ヒンジが金属のように見えるが、どうやら純粋な金属製ではなくなり、金属のピンが入った電気メッキのプラスチックに変更されているようだ。

また、AirPods Pro 2のケースは、充電時や、紛失した際に音を出して、教えてくれる機能のための新しいスピーカーと、制御回路が追加されている。

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そして、ケース外側に新たに設置されたストラップホールは「探す」機能のアンテナとして機能するようだ。画像から判断すると、ストラップホールの金属部品は、Lightningポートの周りの金属パッドに接続されていることがわかる。ループは、アンテナとしての機能に必要な導電性の金属でできており、高さ4mm、長さ18mmの大きさとのことだ。

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この詳しいレポート内容や、スキャンされた画像の3D映像は、Voyagerソフトウェアにて自由に閲覧可能だという。閲覧には無料アカウントが必要だが、興味のある方は試してみると面白いかも知れない。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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