ノースロップ・グラマン社、次世代戦闘機「B-21 Raider(レイダー)」の公開を12月に実施と予告

masapoco
投稿日
2022年9月22日 15:50
NorthropGrummantoUnveiltheB 21Raider

米空軍の第6世代戦闘機「B-21 Raiderレイダー」について、製造元のNorthrop Grumman社が、今年12月に初めて一般公開することを発表した。同社のパームデール工場で、招待者限定の発表イベントが行われる予定だ。

B-21 Raider

B-21レイダーの契約が成立したのは2015年。当時はLRS-B(Long Range Strike Bomber)と呼ばれていた。未来型攻撃機らしく、その開発は秘密に包まれている。

Northrop Grummanは全米規模のチームを編成し、高度な製造技術を駆使してテスト、設計、製造を行い、画期的なステルス技術を有していると、プレスリリースでは述べている。

公開されている限られた情報では、この航空機は通常弾と核弾頭の2つの弾丸を運搬することが可能とのことだ。ただし、The Driveによると、B-21の取得が調達プログラムの新たなモデルとして宣伝されているにもかかわらず、その能力とは別に、コストとスケジュールの詳細もまた乏しいままであるとのことだ。

報道によると、米空軍はB-21 Raiderを100機取得する計画があり、エルズワース空軍基地(サウスダコタ州)、ホワイトマン空軍基地(ミズーリ州)、ダイエス空軍基地(テキサス州)に戦略的に配置する予定であるとのこと。

Northrop Grumman社のプレスリリースによると、現在、カリフォルニア州にある同社のパームデール工場で、こうした航空機6機がさまざまな最終組み立て段階に入っているようだ。この後、ステルス機は、パワーを追加して行うエンジンテストや、低速・高速で行う油圧テストなど、他のテストを受ける必要がある。これらが完了すれば、初飛行が期待できる。

Northrop Grumman社は、初飛行試験について、2023年を視野に入れていることを確認した。しかし、実際の時期は地上試験の結果に基づいて決定される。これは、プログラムの2022年までの初飛行という当初の計画より若干遅れているが、10年半ばまでにB-21を実戦配備するという米空軍の計画から外れることはないはずだと、The Driveは述べている。



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