iPhone 14 ProのA16チップはやはり着実に性能アップか?新たなベンチマークテストの結果ではマルチコア13%改善見られる

masapoco
投稿日 2022年9月10日 6:25
92514fc832508b153bd00116adfb5f0c

前回のベンチマーク・リークでは、iPhone 14 Proに搭載されたA16 Bionicは、iPhone 13 ProのA15 Bionicに対して振るわず、シングルコアテストでは勝っていても、なんとマルチコアの結果では僅差で負けていたという残念な結果だったが、今回判明した新たな結果では、A16 Bionicチップは期待通りの性能を発揮しており、最速のAndroidスマートフォン用チップに対してもかなりのアドバンテージを獲得している。

Iceuniverse氏によって共有されたGeekbench5データベースの情報から、A16 Bionicチップと思われる新たなiPhoneチップのベンチマークテスト結果では、シングルコア・スコアが1,887ポイント、マルチコア・スコアは5,455ポイントをマークしており、iPhone 13 Proに搭載されている、A15 Bionicチップの値と比較すると、シングルスコアではおよそ10%、マルチコアでは13%の改善が見られており、前回のベンチマークリークから大きくスコアアップが見られる。

Appleは最新SoCの公式発表で、電力効率の改善と、Androidスマートフォンとの性能差についてはアピールしていたが、A15 Bionicチップとの性能差についてはあまり積極的に言及していなかった。ただ、最新のA16 BionicチップはTSMCの4nmプロセスで量産されるため、性能の向上も期待できるとは思われており、今回それが実証された形だ。最新の結果では、A16 BionicはA15 Bionicからしっかりと性能アップもされており、Androidスマートフォン用チップとの差もまた大きく広げている。

しかし、QualcommのSnapdragon 8 Gen 2も11月15日の発売が予定されており同じTSMCの4nmプロセスで量産されるとも言われている。A16 Bionicに肉薄するのか、それとも更に上を行くのか?こちらからも目が離せないことになりそうだ。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • iphone14pro allways on display
    次の記事

    iPhone 14 Proモデルに搭載の常時表示ディスプレイとは?

    2022年9月10日 11:08
  • 前の記事

    iPhone 14 Proは4,800万画素センサーを搭載したことで写真のデータ量が3倍以上になる場合がある

    2022年9月10日 5:14
    Apple iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max back camera 220907

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事