Appleは本日9月8日に開催された新製品発表イベント「Far out.」において、第2世代のAirPods Proを発表した。新しいH2チップを搭載し、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能のアップグレード、バッテリー持続時間の改善など、着実なアップデートが見られる。9月9日より注文受け付けを開始し、9月23日から発売となる。
Apple : Apple、次世代のAirPods Proを発表
画期的なオーディオ
新しく搭載されたH2チップのパワーにより、前世代のAirPods Proと比べて最大2倍のノイズキャンセリングを実現している。またAirPods Pro 2は、新しい歪みの少ないオーディオドライバと専用のアンプにより、さらに豊かな低音域とクリアなサウンドをより広い周波数域で再生できるようになった。また、個々人の耳によりフィットするように、新しいXSサイズのイヤーチップを同梱している。
また、外音取り込みモードにも進化が見られる。新たに搭載された「適応型環境音除去」は、パワフルなH2チップにより、通過する車のサイレン、工事の音、さらにはコンサートでの大音量スピーカーなどの大きな周囲のノイズを耳に悪影響が出ない範囲にまで抑えることができ、快適なリスニングが行えるようになるという。
高精度で没入感あふれるサウンド
ユーザーはiPhoneのTrueDepthカメラを使って、自分専用に正確に調整されたリスニング体験を実現する空間オーディオのパーソナルプロファイルを作成できる。ユーザーは、音楽、映画、テレビ番組でパーソナライズされた空間オーディオを、ダイナミックヘッドトラッキングと共に、iPhone、iPad、Mac、そしてApple TVで楽しめるようになる。
便利な機能
これまでの「軸(ステム)」をつまんで再生と停止を切り替えたりする優れたUIはそのままに、ユーザーは別のデバイスを使わずにメディア再生をコントロールして、音量を上げることができるようになった。AirPods Proのタッチコントロールにより、軸部分を軽く上または下にスワイプしてすばやく音量を調整できる。「Hey Siri」と話しかけてハンズフリーでリクエストすることが出来るのも従来同様だ。進化した内蔵の肌検出センサーにより、さらに正確に再生のオンとオフを切り替えられるので、より長いバッテリー駆動時間が実現する。
長くなったバッテリー駆動時間
AirPods Proは第1世代よりも再生時間が1時間半長くなり、アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態では、合計で最大6時間の再生が可能となった。ケースも含めると、アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態で合計で最大30時間の再生が可能だ。これは前世代よりも6時間長くなっている。
また、充電に関しても、MagSafe充電器、Qi規格の充電マット、Lightningケーブルに加え、Apple Watch充電器でもAirPods Proを充電できるようになった。旅行の荷物ではなるべく荷物を減らしたいだろうから、これは地味にうれしい変更だ。
まったく新しい充電ケース
充電ケースは耐汗耐水性能を備え、新たにストラップループが付属した。また「正確な場所を見つける」機能により、U1を搭載したiPhoneのユーザーは、方向のガイドを確認しながら充電ケースを見つられるようになった。充電ケースは内蔵スピーカーも備え、より大きな音を出して場所を知らせてくれるため、見つけるのがさらに簡単になる。
「AirPodsは画期的なデザインと素晴らしい音質でワイヤレスヘッドフォン分野に変革をもたらしました。この新しいAirPods Proで、Appleはこの基準を再び引き上げます。新しいAirPods Proは、より優れた音質、パーソナライズされた空間オーディオによるさらに没入感あふれるリスニング体験、適応型環境音除去などの革新的なオーディオ機能を提供します。前世代と比べてノイズキャンセリング性能が最大2倍になり、世界で最も売れているワイヤレスヘッドフォンがさらに進化しました。」
Appleワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント ボブ・ボーチャーズ氏
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