折りたたみ式スマートフォンが市場に出るまでは、その耐久性に対して懐疑的な見方が強く、実際にSamsungの初代Galaxy Z Foldは、ディスプレイに関するトラブルもあり、評価も低い物だった。
だが、同社は先日発売した、Galaxy Z Fold 4とGalaxy Z Flip 4の耐久性に関して、多くの改良が行われた結果、これまでの多くの主張からも、その耐久性に関して相当な自信を持っているようだ。この度、これら折りたたみ式スマートフォンが出荷されるまでにどのような工程を経て、製造されるのか、またその耐久性テストについて動画を公開している。
Samsungの折りたたみ式スマートフォン耐久性への自信
このビデオは、Galaxy Z Fold 4の生産サイクルの最後の段階を紹介する所から始まる。ロボットが背面カバーをデバイスに装着し、タッチセンサーと近接センサー、Sペンと非接触型決済機能、ネットワークとカメラのテストが行われている様子が映し出される。これらすべてを徹底的にテストしているのが見て取れるだろう。
初歩的なテストが終わった後、SamsungはGalaxy Z Fold 4の耐久性テストに移行する。最初のテストでは、専用のチャンバーを使って耐水性をチェックする。このテストに合格したデバイスは、ロボットアームがスマートフォンを折りたたんだり広げたりする折りたたみテストベンチに送られ、このテストによって、折りたたみ機構やヒンジ自体に問題が見られた物を除外することが出来る。
次に、サイドキーを繰り返し押してテストするのは、別の専用ロボットが担当し行われる。
その後、展開したGalaxy Z Fold 4にノズルがあらゆる角度から高圧で水を噴射し、それが終わるとディスプレイには「Samsung」の文字が表示された状態でデバイスを完全に水没させるという防水試験で動画は幕を閉じている。
動画ではGalaxy Z Flip 4が同じテストを受ける様子は映っていないが、最後の防水テストでは登場しており、Samsungが両機種を同じように扱っており、これらのデバイスの耐久性にかなり自信を持っていることが分かる内容になっている。
実際に、新たなGalaxy Z Fold4/Galaxy Z Flip 4は、飛躍的な性能向上は見られないが、前機種で見られた不満を的確に改善してきており、特にバッテリーもちが改善されたこと、ディスプレイの折り目が見えにくくなっている事などから、各種メディアにおいてもかなり高評価を受けている。
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