GoogleがYouTubeでまとめて様々な動画ストリーミングサービスを管理できるようにする計画を進行中

masapoco
投稿日 2022年8月16日 5:38
youtube

Apple、Amazonなどの提供するストリーミングサービスでは、すでにユーザーが1つIDでサードパーティのストリーミングサービスに加入できるようになっている。例えば、Amazon Prime Videosでは、Amazonのアカウントを使って「dアニメストア」や、「NHKオンデマンド」「History」などに登録することができ、Amazonの課金情報を活用して、Prime Videoの管理画面でお気に入りの番組を管理・視聴することができるようになっている。このようなシステムがYouTubeにもやってくるかもしれない。

YouTubeは、一つの場所で人々が全てのストリーミングサービスを利用することを目指している

Wall Street Journalの新しいレポートによると、YouTubeは、プラットフォーム内で一括して様々な動画ストリーミングサービスを管理できる「チャンネルストア」の立ち上げを計画しているとのことだ。この機能は1年半前に The Informationが報じたとおり、既に長い時間をかけて開発されており、リリースは今秋に迫っているとのこと。

また、関係者は、YouTubeのチャンネルストアでは、ユーザーがYouTubeアプリから好きなストリーミングサービスを選択できるようになると説明している。

YouTubeチャンネルストアは、いくつものストリーミングサービスに直接加入するよりも便利なものになるかもしれない。新しいアプローチでは、Googleアカウントを通じて様々なサービスの登録と支払いを行うことができ、これによって、それぞれのストリーミングサービス用にアカウントを別々に持つ必要性を減らすことができるだろう。

YouTubeの製品管理担当副社長Christian Oestlien氏は、「コンテンツがバンドルで配信されようが、時間をかけて他の配信方法を探そうが、YouTubeはそこで素晴らしいパートナーになれると思います。我々は、我々とパートナーサービスの間のこれらの二元的な選択肢として世界を見たことがない… 我々は、すべての私たちは本当に健康的な方法で共存することができると思います。」と、The Vergeのインタビューで語っている。

これは、AppleのApp StoreやGoogleのPlay Storeに代表されるアプリストアモデルの動画版とも言えるべきもので、成功させることが出来れば多額のリターンが見込める可能性もある。

しかし、YouTubeがこのチャンネルストアを経由して、お金を請求したり、それぞれの購読から収益の一部を取るようになる可能性があることも注目すべき点だ。そのため、人によってはそれが懸念材料になることは間違いないだろう。

とはいえ、このサービス自体は人々にとって利便性が上がることは間違いない。そこに価値を見出すならば、利用するのも一つかもしれない。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Apple WWDC22 iOS16 3up hero 220606
    次の記事

    iOS 16.0及びiPadOS 16.0等の第6弾ベータ版が開発者向けにリリース

    2022年8月16日 6:03
  • 前の記事

    SamsungがDDR3メモリの製造を段階的に縮小し、DDR5メモリ生産に集中。更にDDR4の価格も引き下げへ

    2022年8月15日 17:13
    Samsung 10nm1z 8Gb DDR4 1 740x524 1

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • FireShot Capture 061 Search Labs labs.google.com

    GoogleのAI統合検索がマルウェアサイトにユーザーを導いている

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

今読まれている記事