NVIDIA関連のリークを行っているKopite7kimi氏が、次期Ada102GPUを積んだ GeForce RTX 4090グラフィックスカードの最初のベンチマーク結果をリークした。それによると、このカードは、ベンチマークテストの3DMark Time Spy Extremeで19,000点以上の高得点を記録したとのことだ。これは、現行モデルのRTX 3090の記録したスコア「10,440」のおよそ2倍という驚異的なものだ。

AmpereとAda世代の3つのxx90 SKUのフラッグシップパーツを簡単に比較すると、この1つのベンチマークだけでもRTX 4090はRTX 3090 Tiより66％、RTX 3090より82％以上高速になるとのことだ。

Kopite7kimi氏はまた、同グラフィックスカードには、3GHzを超えるクロック周波数に容易に到達できるポテンシャルがあり、TSMCの4NプロセスノードがAda Lovelace GPUのクロック周波数を大幅に向上させるという以前の報告と一致すると述べている。

ただし、1つのベンチマークだけでは、その全貌については語れないだろう。4K解像度（Extremeプリセットで使用）では大幅な向上だが、他のベンチマークではカードの性能が異なる可能性もある。また、RTX 40シリーズのレイトレーシング性能についても不明な点が多い。

RTX 4090は、RTX 3090 Tiより52％多い16384個のCUDAコアを搭載すると噂されている。ということは、コア数の増加は、次のフラッグシップをさらに速くするための1つの要素に過ぎないということになる。これは、次世代ではともに増加すると予想される、高クロック化や高TDPによるものかもしれない。

NVIDIAは、今年の10月に新しいグラフィックスカードシリーズを発売するようだ。RTX 4090がこれほど早い時期にどのようにテストされたのか、ドライバの現状はどうなっているのかは不明だ。