先月、4月にベータ版第1弾がリリースされた「Android 13」だが、5月12日、現在開催中のGoogle I/O 22に合わせて、第2弾のベータ版がリリースされた。新しいバージョンでは、Googleは、ユーザーにとって重要な部分にフォーカスしながら、プラットフォームの全体的な品質とパフォーマンスを向上させることを目指しているという。
Android 13 ベータ2がリリース
既にGoogleから明らかにされているAndroid 13のリリーススケジュール表では、五月中の第2弾ベータ版のリリースが予告されていたため、スケジュール通りに進んでいるようだ。ただし、第1弾ベータ版が4月27日と、ギリギリのタイミングでリリースされたことから、第2弾リリースはあらかじめGoogle I/O 22に合わせていた事が窺える。
Android 13 ベータ2の新機能
ベータ2では、これまでの開発者向けプレビュー・ベータ1で導入された新機能を試すことも出来るが、今回はそれに加えていくつかの新機能が追加されたようだ。
Android 13 ベータ2ではアプリによるファイルアクセスの制御が細かく設定出来るようになった
Android 13では、アプリがアクセスできるファイルの範囲を制御出来るようになった。今までは、ファイルへのアクセスは、許可するかしないかの2択しかなかったが、これからは、アクセスを許可するカテゴリーやファイルの種類を決めることができるようになっている。
さらに、Android 13では、アプリの通知が改善されている。これからは、アプリからの通知について、アプリが事前にユーザーの許可を得た上で、どのような形で通知をするのか詳細にコントロールできるようになっている。
Googleは今年の後半、Android 13において、統一されたセキュリティとプライバシーの設定ページを導入し、デバイスのすべてのデータのプライバシーとセキュリティをそこで簡単に設定出来るようにする予定とのことだ。
Material Youの改良
GoogleはMaterial Youに新機能を導入している。今回のAndroid 13 Beta 2では、テーマの色をさらにカスタマイズできるようになった。カラーバリエーションを選ぶと、そのバリエーションがOS全体に適用され、壁紙やスタイルにアクセントを加えることができる。
加えて、Android 13では、アプリアイコンのカラーテーマ化がGoogleアプリ以外にも拡張されている。ユーザーは設定から「テーマ付きアイコン」のトグルをオンにすることで、対応するすべてのアプリをスマホの色に合わせることができるようになる。
メディアコントロールのデザイン改良
また、Android 13では、聴いている音楽に合わせて、アルバムのアートワークを活かして外観が調整される新しいメディアコントロールが登場する。
予期せぬオーディオルーティング
また、アプリ毎に、使用言語を設定できるオプションも導入されている。例えば、SMSアプリを英語で、他のアプリを日本語で表示させたいと言った事も出来る様になるわけだ。
タブレットなどの大型ディスプレイデバイスへの対応
Googleはタブレットや大きなスクリーンを対象としたアップデートを行っている。これまで以上にタブレットでの使用感が向上し、快適に使えるようになっている。改良はこれからも続くと言うことだ。
その他詳しくは、Android公式ブログを参照いただきたい。
Android 13 ベータ版を利用するために
開発者プレビューをすでに適用している場合は、自動的にベータ版が取得できるようになっているが、これから導入を検討している場合は、下記のサイトに対象のPixelスマートフォンを登録することで、ワイヤレスでダウンロードし適用することができるようになる。
ベータプログラムの参加はこちらから可能だ。
対象のPixelスマートフォン
- Pixel 6 Pro
- Pixel 6
- Pixel 5a 5G
- Pixel 5
- Pixel 4a (5G)
- Pixel 4a
- Pixel 4 XL
- Pixel 4
Source
- Android Developers Blog : 13 Things to know for Android developers at Google I/O!
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