噂のGoogle「Pixel Watch」が、Bluetooth Special Interest Group(SIG)からスマートウォッチの3つのモデルの承認を得た事が明らかになり、発売に向けて一歩前進した。
- Googleが新たなスマートウォッチ3モデルをBluetooth SIGに承認申請した。
- これは、Pixel Watchが3種類店頭に並ぶのではなく、地域毎に異なる無線バンドに対応するためと見られている。
Pixel Watchと見られるスマートウォッチ3モデルが認証機関に登録された
Googleが開発していると言われるスマートウォッチ「Pixel Watch」については、この数週間の間に実機が流出したり、パッケージ画像がリークされたりと、外観について多くの情報を得る機会があった。
ただし、Pixel Watchのソフトウェアと内部構造的な話、そして発売日に関してはあまり目新しい情報が流れてきていない。
発売日については、販売前には、各国の様々な規制などをクリアしなければならないが、先週Googleは “Pixel Watch “というフレーズの商標を申請している。
そして、今回Googleは、Pixel WatchがBluetooth Special Interest Group(SIG)が提供する認証であるBluetooth接続を使用するための申請を行っている事が明らかになった。
新しく投稿されたリストによって、Pixel Watchについてこれまでには出ていなかった新しい情報が明らかになっている。
まず、Pixel Watchのソフトウェアのバージョン番号として、RWD5.211104.001が記載されている。これは現在Android Studioを通じて開発者に提供されているものよりも数世代古い物で、最新のWear OS 3エミュレータでは “RWD7 “で始まるバージョンが使用されている。とはいえ、Googleが数ヶ月前のソフトウェアでPixel Watchを発売するとは考えられず、これは認証時に使用されただけの可能性が高い。
より重要なのは、Bluetoothのリストに表示されているPixel Watchのモデル番号だ。1つのモデルではなく、実際にはGWT9R、GBZ4S、GQF4Cという3つの異なるモデルのPixel Watchが存在している。
なぜ3つのモデルが存在するのか?それについては全く情報がないため推測でしか述べることが出来ないが、有力な説としては、3つのバリエーションが店頭に並ぶような形ではなく、必要な無線バンドが異なるため、Googleが世界の地域ごとに異なるモデルを提供するために、3つのモデルが用意されている可能性だ。これは、近年のGoogleのPixelスマートフォンでよく行われているやり方であり、Pixel Watchもそれにならっていると考えるのが妥当だろう。
スマートウォッチが次の規制機関であるFCCに到着すれば、これら3つのPixel Watchのモデル間にある違いについてもう少し詳しくわかるはずだ。FCCでは、個々のモデルは通常、独自の独立したリストを取得し、接続方法やサイズの違いを確認することができるからだ。
ただ、Pixel Watchが発売に一歩一歩近づいているのは確かだろう。過去にはハードウェアの発表会を兼ねた開発者向けイベント「Google I/O」まであと2週間、待望のスマートウォッチに向けて、ますます盛り上がりを見せるかもしれない。
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