Appleは今年6月にWWDC22を開催し、「iOS 16」を初めとした、新しいOSを披露する物と見られているが、今回Bloombergが報じた内容によると、「watchOS 9」において、多くの方にとって歓迎すべき「新しい“省電力モード”」が搭載されるとのことだ。
Apple Watchは現在も、バッテリー寿命を節約するために「省電力モード」を備えているが、時計機能のみの提供になり、全く「スマート」ウォッチとは言えないレベルの機能となってしまう。これは主に、バッテリーが残り10%程度になった時など、極力バッテリーの消耗を抑えたいときに緊急的に利用される事が想定されており、省電力モードの解除には、デバイスの再起動が伴うなど、利便性の面でも日常的に使い物になる物とは言いがたい。(Apple Watchの再起動は、ご存じと思うが意外と時間がかかるのだ)
watchOS 9で導入されると報告されている「新しい省電力モード」により、Apple Watchは、バッテリー消費を節約しながら、「スマートウォッチとしての機能」を実行できるようになるとのことだ。これは、AppleがiPhoneで導入しているものとほぼ同じ省電力モードになるようだ。
watchOS 9では、Appleは新しい省電力モードも計画しています。これは、スマートウォッチがバッテリーをそれほど消費せずに一部のアプリや機能を実行できるようにするためのものです。現在、省電力モードのApple Watchは、時刻にのみアクセスすることができます。また、現在出荷されている内蔵ウォッチフェイスの多くも刷新される予定です。
Bloomberg
最終的には、watchOS 9の省電力モードによって、Apple Watchのバッテリー寿命がこれまで以上に延びることになるだろう。ただ、これをもって、「バッテリー持続時間の大幅な改善」のように喧伝するのだけはやめてほしいものだが。しかし、一部のあまりアプリなどを使わないユーザーからすれば歓迎すべきないようかも知れない。
また、心房細動の新機能として、その状態の時間を判定する機能がApple Watchに搭載されることも期待されている。
iOS 16及びiPadOS 16の変更点についても下記にまとめたのでよろしければご覧頂きたい。
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