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Appleは5Gチップの生産をSamsungからTSMCに切り替えてバッテリー寿命の改善を図る意向

台湾の経済誌「経済日報」の報道によると、Appleが現在Samsungに委託しているiPhone向けの5Gチップ製造を、iPhone 14ではTSMCに切り替えることを検討しているとのことだ。

アナリストによると、これらの5Gチップ製造には、2021年のTSMCテクノロジー・フォーラムで初めて発表されたTSMCの6nmアーキテクチャが使用されるという。

TSMCの6nm RFプロセスは、消費者が求める性能、機能、電池寿命を考慮しながら、6GHz帯とミリ波帯以下の5G RFトランシーバーの消費電力と面積を大幅に削減することやWi-Fi 6/6E対応のための性能と電力効率の向上が可能とのことだ。

これを考慮するならば、iPhone 14ではiPhone 13では採用が見送られたWi-Fi 6Eの採用も期待できるだけではなく、5G接続時の消費電力低減が図られる事になる。

現在iPhone 13でも5G接続は可能ではあるが、その消費電力の大きさから常時5G接続について、Appleは非推奨の立場を取っているが、今後はその姿勢が変わる事も考えられる。

実際にそうなった場合、iPhone 14では常時5G接続の優位性について喧伝されるか、13シリーズからのバッテリー持続時間の改善についても大いにアピールされるだろう。

先日あった、Snapdragon 8 Gen 1の製産をSamsungからTSMCに移すという報道もあったが、性能面でのTSMCの優位性が更に高まることになりそうだ。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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