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契約するのは簡単で、解約するのが困難なサービスは、かつて携帯電話向けのサービスで多く見られた。筆者も無料ポイントに釣られて登録したが、解約が困難で結局いくらかの会費を払った経験がある。こうしたやり方は規制が整備されてきたこともあり、最近は少なくなったように思われるが、世界的に有名なAmazonも同社の有料会員サービス「Amazon Prime」で同様の手口を用い、顧客の解約を妨害していたとして、米連邦取引委員会(FTC)から訴えられてしまったようだ。

FTCは、Amazonが顧客を騙してプライム会員に登録させ、同時に解約の試みを妨害したとして、Amazonを提訴した。オンライン小売業者は、ユーザーを誤解させるようなデザインによって、ハッキリとした同意を得ずに有料会員に登録させ、FTC法とオンライン買い物客の信頼を回復する法律に違反したと主張している。また、Amazonは「ダークパターン」と呼ばれる操作的、強制的、または欺瞞的なユーザー・インターフェース・デザインを使用し、消費者を騙して自動更新のプライム会員に登録させたと、FTCは述べている。

FTCのLina Khan委員長は声明の中で、Amazonは顧客を「騙し、罠にかけた」と主張している。また、Amazonが調査を「遅らせ、妨害」しようと何度も試みたと主張している。

CNBCが指摘するように、FTCは2021年3月からプライム会員への登録・解約システムを調査している。買い物客は、チェックアウトの際にワンクリックで30日間のトライアルに申し込むよう促されたが、トライアルが終了する前にサービスをキャンセルするには、複数のページを渡り歩かなければならなかった。

Khan氏率いるFTCは、Amazonの慣行を綿密に調査している。AlexaやRing Doorbellに関するプライバシー問題だけでなく、MGMやOne Medicalの買収についても調査した。Khan氏はFTC委員長に指名される以前からビッグテックへの批判が目立っており、Amazonは反トラスト法違反事件における偏見を主張し、彼女の退任を求めていたほどだ。

今のところ、AmazonはFTCの提訴に回答していない。図らずもこの動きは、Amazonが7月11日から12日にかけて、プライム会員に数百万点の商品を特別価格で提供する「Amazon プライムデー2023」の日程を発表したのと同じ日に行われた。


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