米国国防総省は、「未確認航空現象」(Unidentified Aerial Phenomena: UAP)と呼んでいるものについて、軍の機密解除されたビデオを公開した。
国防総省は今週、全領域異常解決局(AARO)のホームページの開設を発表した。このホームページには、国防総省が機密指定を解除したUAPビデオ全8本が掲載されているだけでなく、政府や軍の職員が空中の奇妙な物体との遭遇を報告する場も提供されている。
国防総省のプレスリリースによると、「このWebサイトは、機密扱いが解除され、一般公開が承認されると、解決されたUAP事例に関する写真やビデオを含む情報を提供する」と、記されている。
AAROのサイトがビデオや情報のハブとして機能するのと同時に、政府職員が自らの目撃情報を国防総省に提出する場として機能することで、これまでは指揮系統の何段階にもわたる公式文書が必要で、基本的に面倒に思えたUAP報告プロセスが簡素化される可能性が高い。
国防総省のUAP情報と文書はすべて軍または政府の職員によるもので、政府外で信頼できる目撃情報を得た人はAAROの現在の権限には含まれないということだ。
元海軍パイロットで議会UFOの内部告発者であるRyan Graves氏は、この夏、Newsweek誌にこう書いた。「民間、軍用にかかわらず、パイロットはUAPに遭遇しており、その大半は報告されていない」。
もしあなたが、軍が運営するWebサイトでエイリアンの証拠を見たいと思っているのなら、それは期待できないだろう。ただ、これらのビデオと、国防総省が近々公開するという歴史的なUFO/UAP目撃情報は、実に興味をそそるものである。
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