NASAは幅122メートルという高層ビル程のサイズの小惑星が7月30日、31日(日本時間)と地球に接近することを明らかにしており、科学者たちは衝突の可能性も考えた。この大きさの小惑星が地球に衝突した場合、深刻な被害をもたらす可能性あったが、幸運にも小惑星のうちの1つは地球を通過した。もう一つも安全に通過するとは見られているが、万が一の場合は地球に甚大な被害を起こす可能性がある。
NASAのジェット推進研究所は、本日地球を通過した大型の小惑星について報告した。この小惑星は2016 CZ31と名付けられた。名前の2016は、最初に発見された年を表している。軌道予測によると、幅122メートルの小惑星は、地球から280万キロメートルの距離を安全に通過した。これまでの小惑星の通過に比べ、危険なほど接近している。そのため、科学者たちはこの小惑星を注視しています。
NASA Small-Body Databaseによると、この小惑星が最後に地球に接近したのは2015年で、2028年までこれほど接近することはないとのことだ。その大きさと地球への接近のため、2016 CZ31は地球近傍天体(NEO)に分類されている。NASAは現在、定期的に地球を通過し、将来的に地球に脅威を与える可能性のあるこのようなNEOを29,000個追跡している。
もし、この小惑星が地球に衝突したならば、大災害が引き起こされたかもしれない。何百キロもの面積を平らにする衝突破壊のほかに、地球全体に衝撃波を与え、巨大地震や津波を引き起こしただろう。
しかし、この小惑星がなくなったからと言って、安心は出来ない。日本時間で7月31日の午前8時37分、さらに大きな小惑星が地球に最接近するとのことだ。2013 CU83と名付けられたこの小惑星は、幅が182メートルもあり、非常に速いスピードで地球の近くに向かってきている。科学者たちはこの小惑星を監視しており、今のところ、安全に通過することが予測されている。しかし、もし小惑星が予期せぬ方向へ逸れ、地球へ向かってきた場合、そのリスクは極めて高くなるだろう。
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