先月、5月にベータ版第2弾がリリースされた「Android 14」だが、6月8日に開催されたGoogle I/O 23に合わせて、Pixelスマートフォン向けに第3弾のベータ版がリリースされた。同社はパートナーOEMにもAndroid 14ベータプログラムを提供しているが、ここではPixelフォン向けのAndroid 14ベータ3の新機能を紹介する。
Android 14 ベータ3がリリース
既にGoogleから明らかにされているAndroid 14のリリーススケジュール表では、6月中の第3弾ベータ版のリリースが予告されていたため、今回もスケジュール通りに進んでいるようだ。このアップデートにより、オペレーティングシステムは「Platform Stability」と呼ばれるマイルストーンに到達する。これは、Androidの最新バージョンがほぼ完成していることを意味し、最終的なリリースまでに必要なのはバグフィックスと小さな変更のみとなる。
特筆すべきは、新たに発売されたGoogle Pixel 7aが初めて含まれていることだ。Pixel 7a(またはPixel 4a 5Gにさかのぼる他のPixel)をお持ちの方は、Android 14をインストールすることができます。Google は、公開時点では Pixel 7a 用のアップデートファイルを掲載していないため、アップデートファイルが表示されるまでに数時間、あるいは 1~2 日待つ必要があるかもしれないことには注意が必要だ。
Android 14 ベータ3の新機能
Googleのブログ記事の発表によると、この更新されたベータ版にはあまり新しいものはないようだ。投稿では、非線形フォントのスケーリング、写真とビデオの部分的な許可、データの安全性の更新など、すでに聞いたことのあるAndroid 14の機能が紹介されている。そこに紹介されていない機能としては、カスタマイズ可能なロックスクリーンの時計とショートカットが配信されている。
壁紙とスタイルのUIが更新され、上部に「ロックスクリーン」と「ホームスクリーン」のタブが表示されている。最初のページでは、プレビューの下に「クロックの色とサイズ」ボタンが表示されるようになっている。
Android 14 Beta 3では、ロックスクリーンの時計は全部で9つある。既存のものを含む7つは、フォントのオプションが異なるだけだ。さらに、「サイズ」オプション(ダイナミックとスモール)があり、「カラー」では、追加の色相/彩度/明度スライダーが提供されるダイナミックカラーパレット以外のものを選択することができる。
その他詳しくは、Android公式ブログを参照いただきたい。
開発者は、自分のアプリが新しいオペレーティング・システムの安定版と互換性があることを確認するために必要なすべてのAPIと情報を得ることができる。これから安定版リリースまでの間、バグフィックスや改良は行われるが、新しいAPIを学ぶ必要はない。
Googleが明言しているAndroid 14のタイムラインとAndroid 13のリリースタイムラインから、8月にAndroid 14の安定版をリリースする事だ。しかし、7月に行われる第4回(おそらく最終回)のベータ版ローンチの結果次第では、ローンチがもっと遅くなるか、もっと早くなる可能性もあるだろう。
Android 14 ベータ版を利用するために
開発者プレビューをすでに適用している場合は、自動的にベータ版が取得できるようになっているが、これから導入を検討している場合は、下記のサイトに対象のPixelスマートフォンを登録することで、ワイヤレスでダウンロードし適用することができるようになる。
ベータプログラムの参加はこちらから可能だ。
対象のPixelスマートフォン
- Pixel 7 Pro
- Pixel 7
- Pixel 6 Pro
- Pixel 6
- Pizel 6a
- Pixel 5a 5G
- Pixel 5
- Pixel 4a (5G)
- Pixel 4a
- Pixel 4 XL
- Pixel 4
Source
- Android Developers Blog: Android 14 Beta 3 and Platform Stability
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