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新型コロナウイルスは、中国の研究所から漏れた物だったと米国エネルギー省は考えている

米国エネルギー省(DOE)は、新たに入手した情報に基づいて、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの起源と思われるものの評価を変更した。この変更により、DOEは米連邦捜査局(FBI)と同様に、中国の研究所での不慮の事故によってウイルスが広まった可能性が高いとの見解を示している。

COVID-19が大流行して3年、死者数は680万人を超えたが、原因ウイルスの起源については本当のところは分かっていない。この病気が流行し始めた当初は、武漢の海鮮市場での集団発生がきっかけであった。これは他のウイルスでも見られることで、動物から人へ自然発生したウイルスと考えられていた。

しかし、COVID-19の感染源となる動物は確認されておらず、世界保健機関(WHO)によるウイルスの起源調査も中国に限定されたままだとThe Wall Street Journal紙は報じている。このため、一部の科学者や米国当局者の関心は、パンデミックの起源を説明する可能性の高い「実験室からの流出」に向かっている。

DOE、COVID-19の起源は実験室からの漏洩と「低信頼性」を表明

武漢には、2002年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行後に建設または拡張された研究所が数多くあるため、COVID-19の起源を示す「研究所からの漏洩」仮説も有力視されている。武漢ウイルス研究所、中国疾病管理予防センター、ワクチン製造センターである武漢生物製品研究所などのキャンパスは、すべてコロナウイルスの研究に携わっている。

エネルギー省(DOE)、国務省、財務省などの機関からなる米国の情報コミュニティは、COVID-19という言葉が生まれる前の2019年11月に武漢ウイルス研究所の研究者3人が急性症状を起こし、病院での治療が必要になったと報告したことがある。

これらの研究所のバイオセーフティ手順に関する懸念は以前から指摘されており、「研究所からの漏洩」仮説の根拠にもなっている。FBIは2021年の報告書で、DOEがまだ未確定だった時期に、これがパンデミックの起源であると「中程度の確信」をもって結論づけた。

今回、新たな情報を踏まえて、DOEはウイルスの拡散方法に関するスタンスを変更したが、ホワイトハウスと主要議員に提供した機密報告書では「信頼性は低い」とも言及していると、WSJの報道は伝えている。

COVID-19パンデミックの起源については、米国の8つもの情報機関が独自に調査しており、国家情報委員会とともに4つの機関が自然感染が原因と思われると考えているが、あと2つは未決定のままであるという。


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