Appleは、iPhone 15の「設定」に、現在の充電サイクル数を含む、これまで以上に詳細なバッテリーデータを表示する機能を追加しているようだ。
iPhone 14に関するバッテリー劣化の報告が相次いでいるが、AppleはiPhone 15ユーザーのためにいくつかの新しいバッテリーに関するデータとコントロールを追加した。最新のデータは、「設定」→「一般」→「バージョン情報」画面内の新しいバッテリー・セクションから得られる。
これらは、Inverseの編集者Ray Wong氏がXに投稿した新しいバッテリーのセクションのスクリーンショットにより確認出来る。そこには、バッテリーの製造日、初めて電源を入れた日、現在のサイクル数などの情報が表示されている。
このような情報は、サードパーティ製のツールで発見することは可能だったが、公式な機能としてデータを簡単に見ることができることは興味深い。
ここに示されたパラメーターの中で、ユーザーが最も恩恵を受けるのは現在のサイクル数である。このデータとバッテリーの健全性(%)があれば、ユーザーは内蔵バッテリーの経年劣化をより深く知ることができる。中古デバイスの購入を検討する人にとって恩恵となるだろう。
この情報はiPhone 15モデルでのみ利用できる。AppleがiOS 17を搭載したiPhoneの旧モデルにこの機能を提供するかどうかは定かではない。
iPhone15で発見されたバッテリーに特化した機能は、「バージョン情報」画面の新しいバッテリー情報タブだけではない。バッテリー残量メニューに新しく追加されたトグルは、80%充電時にハードストップをかけることができる。
これらの新機能は、新しい電源管理プロセッサのような特定のハードウェアコンポーネントと関連している可能性がある。
これらの機能は、デバイスを2年以上の長期にわたり利用する場合に有効になるものだ。適切な充電範囲を維持することによりバッテリー寿命が維持できる。逆に、毎年新しいiPhoneに買い換えるような熱心なAppleファンや、ハードにiPhoneを使い倒すユーザーにとっては必要ない機能だろう。
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