予告通り、OpenAIはAndroid用のChatGPTアプリをリリースした。ただし、まずは米国、インド、バングラデシュ、ブラジルから利用可能となっており、来週にかけて更に多くの地域で利用できるようにするとのことだ。Android版ChatGPTは、iOS版と同様に、生成AIと会話してアドバイスや回答、その他の(できれば)役に立つ回答を得ることができる。OpenAIの社内音声認識を使って音声リクエストをしたり、デバイス間でチャット履歴を同期したり、データをエクスポートしたりすることも可能だ。Android版ChatGPTアプリを使用するには、少なくともAndroid 6.0が必要となる。
ChatGPT Plusの契約者は、標準言語モデル(GPT-3.5)とGPT-4言語モデルを自由に切り替えることもでき、外部のサービスと連携するプラグインも利用できる。
このアプリは、特にAndroidが主流であったり、PCがあまり普及していない国では、ChatGPTをより身近なものにする可能性がある。このソフトウェアは5月からiPhoneユーザー向けに提供されており、その後iPadにも対応した。
とはいえ、Bing Chat(GPT-4ベース)やBard、その他の会話AIシステムと同様、その結果に完全に依存しないようにすると言うことは、これらのサービスに日常的に触れている人にとっては半ば常識となっている。このテクノロジーは「幻覚」を起こしやすく、全くのデタラメ、稚拙な文脈ロジック、その他の信頼できないアウトプットにつながる可能性がある。ChatGPTは、最終的な答えを得るためと言うよりも、タスクの出発点として役立つことがあり、正確さがそれほど重要でないクリエイティブな業務に役立つだろう。
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