Googleは先に、年末年始に向けた地図サービスの新アップデートとして、拡張現実を利用したライブビューAR検索で、近くの観光スポットやレストランなどを直感的に探せるようにするサービスを開始した。
9月に、Googleは拡張現実を使って近くの場所を検索する機能をプレビューしていたが、ついに本格的に導入されたようだ。
Googleマップの検索バーのカメラアイコンから可能になったライブビューを起動すると、下のシートで “徒歩5分以内”の「近くの場所を探す」ことができる。平面のマップビューからカラフルなピンを使ってポイントを強調し、現在自分が中心になっているものは自動的にカードが表示される。
名前、アイコン、評価、カテゴリー/説明、価格帯、営業時間、混雑状況などが表示される。また、Googleは、”Out of view “と呼ばれる、「あなたのすぐそばにはないスポット(例えば、1ブロック先にある洋服屋さん)」をハイライトし、一目でその地域の本当の感覚をつかむことができるようにする予定だ。
検索するには、ボトムシートカルーセルは、レストラン、ATM、アパレル、ショッピングなどの一般的なカテゴリが含まれている。また、「営業中」「キャンペーン中」「人気順」のフィルターや、リスト表示も可能だ。
この機能は、米国ではロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、英国ではロンドン、日本では東京で開始され、今後、さらに多くの都市で追加される予定だ。
このほか、Googleマップに車いすのアイコンを追加し、バリアフリーの出入り口をわかりやすくしたり、Googleマップで急速充電に対応した充電ステーションや特定のEVで使用する充電仕様に対応した充電ステーションを検索できるようにしたりするなどのアップデートを行いました。
また、これまでGoogle検索に追加されていた複数の検索条件がGoogleマップにも適用され、Google Lensでアイテムを撮影して近接制限を加えることで、アイテムの位置を基準にしてGoogleマップで似たような場所を検索することができるようになっている。
また、新バージョンのGoogle Lensは、レストランのメニューを撮影して、似たような料理に使われている食材や、他の地域の価格を検索することができるので、ユーザーはそのレストランが他の店よりも高い価格設定になっているかどうかを判断することができる。テキスト翻訳に使用すると、人間の知能によって、出来上がったテキストがより簡単に画面に表示されるようになる。
オンライン消費者向け検索アプリケーションとしては、グーグルが多数のメイクアップブランドと提携し、あらゆる年代の人の肌の色、性別、肌の状態などの写真を148枚データベース化し、検索結果を通じてファンデーションなどのメイクアップが自分の顔にどう見えるかを体感できるようにした。また、現在、Saucony、Vans、Merrellなど、化粧品業界以外の企業とも連携し、拡張現実を通して靴を「試着」できるようにすることを目指している。
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