電気自動車大手Teslaは、Giga Laboratory(GIGA LAB)を中国・成都に開設した。これは、競争の激しい中国市場において、より多くの潜在顧客を獲得するために、ロボットや職人が電気自動車を製造する様子を眺めながら同ブランドのEVを購入することが出来る、新しいコンセプトの小売店舗としてオープンした。
Tesla Asiaが公開した一連の画像では、店内には真っ白な車やアクセサリーが展示され、組み立てロボットやEV部品など製造関連の小道具もいくつか置かれており、まるでSF映画のワンシーンの様なデザインとなっている。
天井からは、まるでその場で製造しているかのように、半完成品のModel 3のボディがワイヤーで吊るされており、印象的な照明の下で、自社で開発・製造した電気モーターやインバーターなどの部品が鎮座している。
中国での販売台数が約20万台のTeslaに対し、BYDは同じ時期にいわゆる新エネルギー車(電気自動車やプラグインハイブリッド車)を5倍も販売しており、TeslaはBYDの牙城を崩すべく、新たな試みを行う必要があった。
2019年に入り、Teslaは実店舗からオンライン販売への移行を示唆していたが、結局のところ、Teslaは過去4年間で小売・サービス施設の数が倍以上の約1,000カ所に増え、世界中で販売されているところを見ると、依然として実店舗に大きく依存していることが分かる。
Source
コメントを残す